天国という地獄・・・・

近くのお婆ちゃんが多摩川の上流の緑りの豊かな老人ホームに入居されたとかいう話を
聞かされた　『そよ風』の何百メートル離れたところにホテルのようなゴージャスで有り　
立派な老人ホームを作っている　完成したのか　少なくても　完成間近のようである
青梅市は大学が撤退し　病院・老人ホームが急拡大・増加しているようである

Monsieurはどんな事があっても父母は自宅介護を主張して来た　何故かと云う　介護する
側は地獄であるけれど　地獄で有ればあるほど　介護される側が天国の近くに居られると
思ったからである　この時　Monsieurがサラリーマン生活に限界を感じたのである　次の
キャリアーを積む為に　幾つかの転勤先を決めるように求められた

この時に一つ　寝ずにプロジェクト支援してくれた友人に対してMonsieurは努力をしたけ
れど、処遇改善が計れなかった　この儘　転勤をしたらならば　おとうさんは卑怯だよと　
パーマン１号に強く・・・言われた　もう一つは寝たきりになった　妻の母の介護である
介護をほったらかしにて　この儘　転勤した方がもっと　卑怯だと思ったからである

ホテルのような立派は老人ホームの寝たきりの入居者はどのような生活を送るのであろうか
推測してみた　これはMonsieurの独断と偏見かも知れない　医者の診断さえあれば、ベット
に括りつけられて身動きできない状態にする事は出来る　大昔　母の勤めていた精神病院の
ベットに括りつけられていた病人の場景が頭に浮かんで来た

天国の中に地獄があるのか　地獄の中にほんの僅か天国があるのか　天国と地獄はいつも隣
り合わせ　背中合わせなのである　この老人ホームにおいて素晴らしい環境で寝たきり生活
が過ごせれば、天国、この場合　言葉はきついけれど　介護する側は地獄に近い作業環境か
も知れない　人間が生きる事は天国という地獄の世界で時間を過ごす事である

Monsieurさん　もしも　この老人達が『そよ風』に訪問があったら　肉親のお爺ちゃん　お婆
ちゃんのように接しましょ　❕　Monsieurさんは修行が足りないので…出来るかな　？　今日
（２６日）の朝は強い雨に見舞われている

ぼろぼろと　雨の窓撃つ　秋の朝（Monsieur）

２０１５－８‐２６　Monsieur