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豊かさの集大成 №1・・・・・

2015-01-04 09:06:26 | 日記・エッセイ・コラム
Monsieurの父方の出身は和歌山県 3代~4代前までは豪農とか
没落理由は定かでないが 父の話によれば、どちらかの家長が 宗教に嵌って
田地・田畑・山林の資産を宗教教団に寄付 位を得たが 一文無しになったとか

貧乏は最大の格差である この事はMonsieurの体験で身体に沁みついている
無学の男は裸一貫の世界 頼まれごとは男の勲章 可能な限り受けて来た 見返りを
当てにした事は無いが 友の支援なのであろう 今は普通以上の生活が出来ている

一人でこなし切れない程の家庭菜園 『都会の田舎暮らし』を楽しむ事が出来ている
ガーデニングは先代の和庭園に芝生と薔薇を持ち込んで 和洋折衷庭園に大改造
石窯も作っていただいた メインガーデンに素晴らしいガゼボを創っていただいた

いずれ 関東大震災が来るだろうから monsieurは震度7強に耐えうる家を造った
親子4世代で住める広さを確保した家を造った ある程度 名の知れた芸術家の
作品を庭に 喫茶室に ゲストルームに飾ってみた それなりの調度品も取り入れた

『そよ風』の施設を揃えば、揃える程 整えれば、整える程 心と身体は裏腹関係で
切なくなって 淋しくなって 悲しくなって 夕暮れ時に心に冷たい白い雪が降る
明け方に黒い闇の中 一人ぼっちで佇み 孤独に成って・・・行くのである

食べ盛り 学問盛りの子供達の夢 殆ど経済的に貢献出来なかった父がアルコール
依存症になって現実逃避 この世のちっぽけな父親論に負けたのだろうけれど 
本当の理由は老いて行く虚しさ 心に大きな穴ぼこが空いていた事に気付いたのである

3~4世代前の家長 そしてMonsieurの父親の行為は愚かな行為である事は理解しつつ
心に住み込んだ この孤独の闇は解るのである 終の棲家の建設計画が頭から離れない
日毎 夜毎深まって来ているので 正月にパーマン達が全員集合したので話をした

終の棲家のコンセプトは庵(いおり)である 本当の豊かさは自然の中で生きる
無い事が真の豊かさであるに違いない これ迄『そよ風』にいろんな施設を造って来た
楽しくて 美しけれど 解った事は心が落ち着かないのである 居場所が無いのである

2015-1-4 monsieur