古代日本国成立の物語

素人なりの楽しみ方、自由な発想、妄想で古代史を考えています。

◆プロローグ

2016年08月14日 | 古代日本国成立の物語(第一部)
 小学6年のときに社会の授業で邪馬台国を習い、将来は考古学者になりたいと思うほどに興味を持った。中学、高校においてもその興味は薄れなかったものの、大学でその道を選択することはなかった。いい大学、いい会社、という小さい頃からの親の刷り込みを打ち消すほどに強い思いではなかった、ということだ。そうして親が敷いたレールを走ることになった。それでも邪馬台国や古代史に対する興味が失せることはなく、関連する本を読み続けた。大学のときに読んだ古田武彦氏の「邪馬台国はなかった」と安本美典氏の「邪馬台国への道」は大きな刺激だった。また、邪馬台国を題材にした推理小説を探し求めた。親の敷いたレールながら、自らの意思で走り続けて30年以上が経過し、否が応でも第二の人生を意識する歳になったこともあり、童心に返って興味の赴くままに古代史に向き合ってみようと思うようになった。ここで自分の考えを発信していくのだけど、邪馬台国はその所在地について百家争鳴の状況。でも、ほかの人の考えや説を否定、反論するつもりは全くない。その代わり、自分の考えはかなりの我田引水になるかもしれない。でも、自分のためにやろうとすることなので、それでかまわないと思う。
 この「古代日本国成立の物語」は日本書紀の記述をベースにして魏志倭人伝などの中国史書や考古学の視点を組み合わせて、ひとまず神武王朝成立あたりまでを論証しながら進めようと思うが、書き始める現時点で物語は完成しておらず、原稿は途中までしかできていない。だからどんな経過をたどってどんな結末になるのか、私自身にもわからない。そんな未熟な作品であるが最後まで読んでいただけると幸いである。
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