出雲・大山への車中泊ツアーの3日目、最終日です。「道の駅 本庄」での車中泊はあまりの爆睡で目が覚めたのは7時20分、この日も快晴の朝を迎えました。いつも通りにワンコの散歩と歯磨き、着替えを済ませて出発。
目指すは「境港水産物直売センター」です。 目的地までは中海に浮かぶ県道338号線を走る20分ほどの快適なドライブ。境港は初日にも来たので、3日かけて中海と宍道湖を8の字のように周遊したことになります。もう一度ここに来たのは新鮮な魚介や干物をお土産に買って帰ろうと思ったからです。値切り交渉を成立させてアジとサバの干物、マグロを安く手に入れることができました。ここからさらに10分ほど走って「境港さかなセンター」にも寄りました。ここは残念ながらお客さんがほとんどいません。お店の人に聞くと、前日までは賑わっていたのだけど連休最終日だからそのまま帰ってしまう人が多いのだとか。ここではシジミとホタテの干物を買いました。そこそこいい買い物ができたのかな。
そろそろお腹がすいてきたので初日にチェックしていた回転寿司屋さんに行ったのですが、開店まで1時間ほどあります。喫茶店にでも入って時間調整しようと車でグルグルしましたが、最終日の貴重な時間がもったいないと考え直してあきらめました。
そしていよいよ最後の目的地、大山、さらにはその先の蒜山高原に向かうことにしました。何より天気が回復したのがラッキーです。走りながらランチのお店がないか探していると、米子の市街地を抜けたところにあるイオンモールの隣に「新鮮市場」の看板が見えたので入ってみることにしました。市場の中にある海鮮丼のお店は開店30分前なのに三密の行列です。魚屋のほかに八百屋や肉屋も入っていますが、結局、「木村鮮魚店」という魚屋さんで握り(10貫で1,000円)とアジの刺身(390円)を買って車の中で食べることにしました。いやあ、参りました。回転寿司へ行かなくてよかった。これで十分、というよりも大満足です。このあたりは本当に魚が新鮮で美味しい。3日間を通じてそう思いました。
車中でランチを済ませたあとは大山へ直行です。大山は標高1,729mの成層火山でその姿から伯耆富士とも呼ばれる美しい山です。成層火山のために裾野がなだらかに広がり、道路はほぼ直線で登って行きます。登山をする人、冬にスキーをする人、避暑で訪れた人などのために、ちょうど中腹の標高800メートルあたりに大きな駐車場があります。海岸に近い標高わずか10メートルほどのところから800メートルまでアクセルを踏みっぱなしで一気に登りました。車にお疲れさんと言いたい気持ちになります。
目指したのはこの駐車場ではなく、そこから等高線に沿って少し西にまわったところにある「大山ますみず高原」というところです。たぶん冬はスキー場になるのでしょう。さらに上に行くリフトがあって、ペット同伴でもOKというのを調べていたのでやってきました。
リフト往復が大人1,000円、ペット300円で合計2,300円なり。リフトでさらに標高を150メートルほど高めます。そして上から眺めるとこんな景色が広がっていました。
曇り空なので少し視界が遮られますが、弓ヶ浜半島やその先の島根半島、右手には美保湾、左手には中海を眺めることができます。晴れていたらもっと素晴らしい眺望なんだろうな。でも十分です。
屋根つきソファーに寝転がってくつろぎながら眺めを楽しみました。途中でガイドのおばさんがやってきたり、たくさんの子どもが近寄ってきたりして楽しい時間でした。30分くらいのんびりしていると山の西側にあった黒い雲が少しずつ近づいてくるのがわかりました。さらに上からの眺めを眼に収めておこうと階段を上がっているとパラパラと降ってきました。
ほんとに山の天気はあっという間に変わります。すぐに強い雨足になってきたので、いったんリフト乗り場の屋根のあるところで待機です。10分ほどすると小雨になってきたので、いまのうちと思ってリフトに向かうと、なんと傘を貸してくれました。傘をさしてリフトに乗るのは初めてでした。下りる途中に再び雨足が強くなってきて、リフトを降りて駐車場の少し手前で土砂降りに。車まで走って何とか難を逃れましたが、あと30秒ほど遅かったら悲惨な状況になってました。まさに前日の出雲大社の再現でした。
車を出して山の南側にまわって大山環状道路を走って下山です。途中、鍵掛峠の駐車場で初めて見る現象に出会いました。白い雲が下から上にすごいスピードで上がっていくのです。下からの風にあおられているのか、上空の気圧が低くて吸い上げられているのか。まるで温泉の湯けむりのようでした。
蒜山大山スカイラインにある鬼女台展望休憩所でも同じ光景を見ました。天気が良ければここからも大山が見えるようです。
ここの売店に安くてうまそうなスイカが並んでいたので900円の大きな玉をひとつ買いました。帰宅後にさっそく食べてみると、瑞々しさは十二分にあったけど少し甘みが少なかったかな。そしてついに最終目的地の蒜山高原です。雨がふっているのでどうしようもありません。ソフトクリームとジェラートを食べてここに来た記念としました。
これにて3日間の予定が終了。蒜山高原インターから高速に乗って自宅まで一気に帰ってきました。参考までに3日間の費用は、高速料金、ガソリン、食事、お風呂、お土産、その他もろもろ全部合わせて約43,000円でした。夫婦二人の二泊三日の旅行と考えれば安くついていると思いますが、私たちが車中泊をするのは費用が安いからではなく、通常の旅行では得られない「時間の贅沢」を手にすることができるから。今回も数か月ぶりに優雅で贅沢な時間を過ごすことができました。
↓↓↓↓↓↓↓電子出版しました。ぜひご覧ください。
目指すは「境港水産物直売センター」です。 目的地までは中海に浮かぶ県道338号線を走る20分ほどの快適なドライブ。境港は初日にも来たので、3日かけて中海と宍道湖を8の字のように周遊したことになります。もう一度ここに来たのは新鮮な魚介や干物をお土産に買って帰ろうと思ったからです。値切り交渉を成立させてアジとサバの干物、マグロを安く手に入れることができました。ここからさらに10分ほど走って「境港さかなセンター」にも寄りました。ここは残念ながらお客さんがほとんどいません。お店の人に聞くと、前日までは賑わっていたのだけど連休最終日だからそのまま帰ってしまう人が多いのだとか。ここではシジミとホタテの干物を買いました。そこそこいい買い物ができたのかな。
そろそろお腹がすいてきたので初日にチェックしていた回転寿司屋さんに行ったのですが、開店まで1時間ほどあります。喫茶店にでも入って時間調整しようと車でグルグルしましたが、最終日の貴重な時間がもったいないと考え直してあきらめました。
そしていよいよ最後の目的地、大山、さらにはその先の蒜山高原に向かうことにしました。何より天気が回復したのがラッキーです。走りながらランチのお店がないか探していると、米子の市街地を抜けたところにあるイオンモールの隣に「新鮮市場」の看板が見えたので入ってみることにしました。市場の中にある海鮮丼のお店は開店30分前なのに三密の行列です。魚屋のほかに八百屋や肉屋も入っていますが、結局、「木村鮮魚店」という魚屋さんで握り(10貫で1,000円)とアジの刺身(390円)を買って車の中で食べることにしました。いやあ、参りました。回転寿司へ行かなくてよかった。これで十分、というよりも大満足です。このあたりは本当に魚が新鮮で美味しい。3日間を通じてそう思いました。
車中でランチを済ませたあとは大山へ直行です。大山は標高1,729mの成層火山でその姿から伯耆富士とも呼ばれる美しい山です。成層火山のために裾野がなだらかに広がり、道路はほぼ直線で登って行きます。登山をする人、冬にスキーをする人、避暑で訪れた人などのために、ちょうど中腹の標高800メートルあたりに大きな駐車場があります。海岸に近い標高わずか10メートルほどのところから800メートルまでアクセルを踏みっぱなしで一気に登りました。車にお疲れさんと言いたい気持ちになります。
目指したのはこの駐車場ではなく、そこから等高線に沿って少し西にまわったところにある「大山ますみず高原」というところです。たぶん冬はスキー場になるのでしょう。さらに上に行くリフトがあって、ペット同伴でもOKというのを調べていたのでやってきました。
リフト往復が大人1,000円、ペット300円で合計2,300円なり。リフトでさらに標高を150メートルほど高めます。そして上から眺めるとこんな景色が広がっていました。
曇り空なので少し視界が遮られますが、弓ヶ浜半島やその先の島根半島、右手には美保湾、左手には中海を眺めることができます。晴れていたらもっと素晴らしい眺望なんだろうな。でも十分です。
屋根つきソファーに寝転がってくつろぎながら眺めを楽しみました。途中でガイドのおばさんがやってきたり、たくさんの子どもが近寄ってきたりして楽しい時間でした。30分くらいのんびりしていると山の西側にあった黒い雲が少しずつ近づいてくるのがわかりました。さらに上からの眺めを眼に収めておこうと階段を上がっているとパラパラと降ってきました。
ほんとに山の天気はあっという間に変わります。すぐに強い雨足になってきたので、いったんリフト乗り場の屋根のあるところで待機です。10分ほどすると小雨になってきたので、いまのうちと思ってリフトに向かうと、なんと傘を貸してくれました。傘をさしてリフトに乗るのは初めてでした。下りる途中に再び雨足が強くなってきて、リフトを降りて駐車場の少し手前で土砂降りに。車まで走って何とか難を逃れましたが、あと30秒ほど遅かったら悲惨な状況になってました。まさに前日の出雲大社の再現でした。
車を出して山の南側にまわって大山環状道路を走って下山です。途中、鍵掛峠の駐車場で初めて見る現象に出会いました。白い雲が下から上にすごいスピードで上がっていくのです。下からの風にあおられているのか、上空の気圧が低くて吸い上げられているのか。まるで温泉の湯けむりのようでした。
蒜山大山スカイラインにある鬼女台展望休憩所でも同じ光景を見ました。天気が良ければここからも大山が見えるようです。
ここの売店に安くてうまそうなスイカが並んでいたので900円の大きな玉をひとつ買いました。帰宅後にさっそく食べてみると、瑞々しさは十二分にあったけど少し甘みが少なかったかな。そしてついに最終目的地の蒜山高原です。雨がふっているのでどうしようもありません。ソフトクリームとジェラートを食べてここに来た記念としました。
これにて3日間の予定が終了。蒜山高原インターから高速に乗って自宅まで一気に帰ってきました。参考までに3日間の費用は、高速料金、ガソリン、食事、お風呂、お土産、その他もろもろ全部合わせて約43,000円でした。夫婦二人の二泊三日の旅行と考えれば安くついていると思いますが、私たちが車中泊をするのは費用が安いからではなく、通常の旅行では得られない「時間の贅沢」を手にすることができるから。今回も数か月ぶりに優雅で贅沢な時間を過ごすことができました。
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