なら歴史芸術文化村の裏手にある天理市営駐車場に車を停めて、徒歩にて3つの古墳(東乗鞍古墳、西乗鞍古墳、小墓古墳)を探索します。まずは駐車場の左手奥にある東乗鞍古墳へ。
東乗鞍古墳は6世紀前半の築造、全長約75mの前方後円墳です。後円部には長さ9mほどの横穴式石室があって内部には石棺が残っているとのことです。


登り口は事前の調べでおおまかにわかっていたものの、いざ墳丘に近づくと意外にも斜度がきつくて草木も茂っていたので、少々不安になりましたが、墳丘に沿って後円部方向(写真左側)に歩いていくと反対側にまわり込む小径が見つかったのでひと安心。
くびれ部あたりを歩いていたときに周濠と思しき場所を発掘調査しているのを見かけました。写真を撮りながら墳丘に沿って進んでいきます。


事前の調べでは墳丘に登る階段があるはずだし、石室も露出しているはずなのにそれが見つかりません。ついにほぼ一周、前方部までまわり込んで何とか登れそうなところを見つけると、それは前方部の隅角の斜面でした。結構な急斜面で足を滑らせないように注意しながら登ります。上から撮った写真だとあまり勾配を感じないですが、最初の登り口がきつかった。

墳丘上は樹木や竹が茂っています。隅角を登ってきた前方部左手から後円部側を撮ったこの写真では左側にくびれ部があるのがわかります。

逆に後円部から前方部を見るとこんな感じです。

後円部の墳頂に大きな陥没が見られました。盗掘で掘られた穴でしょうか。

このとき、墳頂から下を眺めていたOさんが叫びました。「階段があったぞ!」

たしかに階段です。階段の下には小径があって、その向こうには何とさっきの発掘調査現場が見えます。調査現場の写真を撮りながら歩いていたので、この階段を背にしていたことになります。何とも間抜けな話ですが、おかげで墳丘を一周して全貌を感じることができました。下へ降りて石室を確認します。


土砂が流れ込んでいるため、石室内は立入禁止です。長さが9mもあるはずですが、さすがに奥の方までは確認できませんでした。


それにしても、二人そろってこれに気がつかないとは。

帰りは墳丘の反対側に出ました。


なにはともあれ無事に探索終了。次は隣の西乗鞍古墳へ向かいます。
(つづく)
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東乗鞍古墳は6世紀前半の築造、全長約75mの前方後円墳です。後円部には長さ9mほどの横穴式石室があって内部には石棺が残っているとのことです。


登り口は事前の調べでおおまかにわかっていたものの、いざ墳丘に近づくと意外にも斜度がきつくて草木も茂っていたので、少々不安になりましたが、墳丘に沿って後円部方向(写真左側)に歩いていくと反対側にまわり込む小径が見つかったのでひと安心。
くびれ部あたりを歩いていたときに周濠と思しき場所を発掘調査しているのを見かけました。写真を撮りながら墳丘に沿って進んでいきます。


事前の調べでは墳丘に登る階段があるはずだし、石室も露出しているはずなのにそれが見つかりません。ついにほぼ一周、前方部までまわり込んで何とか登れそうなところを見つけると、それは前方部の隅角の斜面でした。結構な急斜面で足を滑らせないように注意しながら登ります。上から撮った写真だとあまり勾配を感じないですが、最初の登り口がきつかった。

墳丘上は樹木や竹が茂っています。隅角を登ってきた前方部左手から後円部側を撮ったこの写真では左側にくびれ部があるのがわかります。

逆に後円部から前方部を見るとこんな感じです。

後円部の墳頂に大きな陥没が見られました。盗掘で掘られた穴でしょうか。

このとき、墳頂から下を眺めていたOさんが叫びました。「階段があったぞ!」

たしかに階段です。階段の下には小径があって、その向こうには何とさっきの発掘調査現場が見えます。調査現場の写真を撮りながら歩いていたので、この階段を背にしていたことになります。何とも間抜けな話ですが、おかげで墳丘を一周して全貌を感じることができました。下へ降りて石室を確認します。


土砂が流れ込んでいるため、石室内は立入禁止です。長さが9mもあるはずですが、さすがに奥の方までは確認できませんでした。


それにしても、二人そろってこれに気がつかないとは。

帰りは墳丘の反対側に出ました。


なにはともあれ無事に探索終了。次は隣の西乗鞍古墳へ向かいます。
(つづく)
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