彦中三八ブログ 

彦島中学校を昭和38年3月に卒業した同期生のためのブログ。 掲示板「彦中昭和38年卒同期会」にもお立ち寄りください。

ブルネイ その2 水上の町

2009年05月13日 17時23分41秒 | 海外
首都バンダルスリブガワンの人口は5万人です。
その内、3万人がブルネイ川で水上生活をしています。
水上の町は、川の対岸側にあります。
後ろには、熱帯雨林のジャングルが広がっています。



ボートを持っていない住人(特に女性)や観光客は、
この写真の様な屋根付きの乗り合いボートを利用して川を横断します。



水上の町には、車が走る道路以外はなんでもあるそうです。
もちろん、電気、水道、ガスは、ちゃんと引かれていました。
驚くことに、下水道管も配管されていました。
ただ、どこで処理されているのかは、聞き損ねてしまいました。
これはイスラム教のモスクだと思います?
もしかしたら、病院だったかも?



これは、間違いなくイスラム教のモスクです。
写真に撮り忘れたけど、学校やマーケットも当然ありました。



住人の人達は、こんなボートで行き交いしていました。



ここは、乗り合いボートの発着場ですね。
バス乗り場と同じ状態です。



ボートから直接入られる住宅もありました。



町の中は、このようなウッドデッキ(今風に云うなら)の通路が
張り巡らせてあるそうです。



涼しげな風景でしょう?
この時は、すでに夕方でした。
でも、日中は気温35度以上はありました。年中真夏です。


数年前、かなり大きな火災があったそうです。
その直後、スルタンと政府は、陸上に一戸建て住宅を何棟も造って、
水上生活者に、出来るだけ早く移住するように勧めたそうです。
もちろん無償で、ですよ。
でも、ほとんどの人達が移住しないで、昔のままの生活を続けているそうです。

理由は、川の上の方が陸上より涼しいからだと思いました。
でも、本当の理由は「蚊」です。
この水上の町はブルネイ川の河口です。
いわゆる汽水域なのです。
ここでは、マラリヤを媒介する「蚊」が発生しないのだそうです。

で、彼らは、陸上の町側の岸辺に自家用車をずらりと止めて
川をボートで横断しながら生活しています。
「ところ変われば品変わる」ですね!

by T

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