彦中三八ブログ 

彦島中学校を昭和38年3月に卒業した同期生のためのブログ。 掲示板「彦中昭和38年卒同期会」にもお立ち寄りください。

モロッコ シリーズ3 カスバ街道

2009年11月19日 17時00分36秒 | 海外
ワルザザートの町の中にあるカスバです。
個人のカスバですがベルベル人の有力者だったので、
フランス軍が戦略的に支援していました。豪勢なカスバですね。


ワルザザートを離れてしばらくすると、小さなオアシスが現れました。
駐車場などありませんでしたが、観光バスは道端に止まってくれました。


そのオアシスにあるカスバです。
これが典型的なカスバではないだろうか?と思いました。


ブーマルン・ダディスという大きなオアシスです。


ダディス川に沿って出来たオアシスです。


オアシスと云うより田舎町と云う感じですが、普通の町と違うのは、
川から少し離れと、そこは土漠の台地が延々と広がっています。


本当に人の住める範囲は狭そうです。


電気だけは来てる見たいですが、ガスも水道もスーパーマーケットも
コンビニも無い世界で暮らしてる人達が世界には沢山いるんですね。


「トドラ渓谷」です。
土漠の台地でも、アトラス山脈に降った少しの雨を集めて川が出来ます。
その川の上流に行けば、こんな渓谷がありました。


「カスバ街道」の左側のアトラス山脈の中です。
私達の観光バスは、この渓谷を見るためにだけ、寄り道をしました。


「トドラ川」と「カスバ街道」が交叉した処が、このティネリールというオアシスです。
普通、川の両岸はオリーブとナツメヤシの栽培地ですが、
ここのオアシスには野菜畑がありました。
野菜は貴重品でしょうね。


ミナレットが無ければ、廃墟の町の様に見えなくもありません。


ヒトコブラクダの赤ちゃんです。
北アフリカのラクダは一こぶです。
アジアのラクダは二こぶなので乗りやすそうですが、
この一こぶラウダにはどうやって乗るのでしょうかね。


土漠の台地の中では、このナツメヤシの緑の中に埋もれたい気持ちになります。


ナツメヤシの実です。
ナツメヤシは大きくなるまで24~25年かかりますが、
その後400年ほど砂漠地帯に住む人達の重要な栄養源になります。
1本のナツメヤシから年間100~200kgの実がとれるので、
数本で何世帯もの家族が食べていけるそうです。

旅行中、乾燥ナツメヤシを誰かがくれるので僕も何度か食べましたが、
レーズンよりもボリュームがあり、干し柿よりも堅くて、
それでもって適度な甘さがあり、本当に飽きの来ない保存食でした。
by T

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