カメラ大好きおばあちゃん

極々近場を一人気ままにウロウロし、目に留まった光景を投稿しています。

歴史を学ぶ府政学習会&本館耐震見学コース 6 (大阪府)

2016年12月24日 | 写真
竣工90周年を迎えた本館は平成18年の耐震診断の結果、耐震性能が極めて低いことが判明したため、「基礎免震」と「耐震壁」により歴史的価値の高い東館全体を耐震化するための工事を行いました。耐震工事は、平成25年10月末から開始し、 庁舎機能を維持しながら段階的に進めて、平成28年12月に完了しました。
建物を使いながらの「居ながら工事」だった基礎免震工事は、建物の基礎の下を掘削して免震層を設けながらその中で行う作業が多く、 上部の執務室に騒音や振動の影響を与えないよう、休日・夜間の作業を主体に実施しました。
また、 執務室の廊下壁を耐震壁に作り変える耐震工事は、 老朽化した内装を改修する環境改善、建物の寿命を長くする計画修繕の工事とあわせて同時並行して行いました。
執務室内の改修(耐震壁設置・天井設置・床壁改修など)では、入居部局を5ブロックに分け、順次仮移転させながら、段階的に施工を進めました。(見学スポットのパンフレットより)

全員ヘルメットを着用し見学開始です。














5種類の免震装置を機能に応じてバランスよく配置










歴史的に重要な建造物を維持保存するには、多大な労力とお金が掛かると痛感しました。