地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

007

2007年02月05日 | Weblog
去年、ハノイに初のシネコンができたので、遅ればせながら映画を見に行ってきました。
外国映画がベトナム語に吹き替えられていないので、ハノイ在住外国人に人気です。

シネコンは一番新しいショッピングセンターの6Fにあるのですが、「ベトナムやな~」と思わされたのは、まずシネコンへたどり着くエレベーターがどこにあるのか分からないこと!

5Fまではエスカレーターで上がり、その先を目指すのですが案内がありません!
ゲームセンターのすぐそばにシネコンの看板があったけど、行き方は書いていない。
近くにあったエレベーターはボタンを押しても反応せず。

さらに奥に進むと4基ぐらいエレベーターが並んでいるところへ到着。
が、ここもまた、ボタンを押しても反応せず。

さらに奥に行くとまた別のエレベーターが2基現れ、稼動しているようなのでこれに違いないと思うのだけど、上へ行くボタンを押して待っていても何故か5Fを素通りすること2回。
・・・。ベトナムのエレベーターには泣かされます。(以前、隣接するオフィスビルのエレベータで下降中に突然何の前触れもなく上昇しはじめた経験あり。エレベーター内の一堂唖然。)

一旦1階へ降りてからそのまま上がって来ないといけないのかと思っていたら、ようやくドアがオープン。
外国人やベトナム人(彼らもどうやってシネコンへたどり着けばいいのか散々迷っていた)らと一緒にわさわさ乗り込む。
おっ、高級ホテル以外では珍しい外が見えるガラス張りタイプのエレベーターだ。

さて、6Fへ無事到着してみると、おおーっ、すごい!
アメリカや日本で見るような、ちゃんとしたシネコンっぽいじゃないですかっ!
でも人が少ない。

早速チケットを購入。
ベトナムで始めてみる映画は「007 Casino Royale」でっす。(青い目&金髪のジェームス・ボンドがえらくバッシングを受けていましたね。)

窓口のお姉さん曰く「スクリーンの前の方の席しか空いてませんけど。」
おおっ、そんなに混んでいるのか!
でもせっかく来たのでその席でもいいです。
窓口にはちゃんと英語がしゃべれるお姉さんを配備してるくせに、何故か料金案内はベトナム語のみ。
なんだかちぐはぐしています。どうせならちゃんと全部英語表示しとけー。
幸いにも私は読めました。ホッ。

ちなみに料金は週末価格でもたったの5万ドンです。(約400円)

気分を盛り上げるためにポップコーンも購入し、いざ映画館の中へ。
近代的な設備で座席も快適で大変よろしい。

映画が始まり、スクリーンの中の世界へ・・・と思いきや。。。
ここはあくまでベトナムです。
映画が始まってもペチャクチャ大声でしゃべる人がいることはもちろん、大人の映画なのに何故か幼いお子ちゃまが泣いたり騒いだりしています。携帯電話も当然のように大きな音を立てて鳴り、当然のごとく電話に出、思いっきり大声でしゃべるオヤジ。。。周りからのブーイングもどこ吹く風。

そうなのです。ベトナムではまだこういう公共マナーは普及していないのです。
たとえそこがクラシックコンサート会場であろうとも、携帯電話は鳴るのです!
たとえそこがレストランであろうとも、子供が自分の家のようにラジコン走らせてたりするのです!

で、ジェームス・ボンドですが、まあなかなか良かったけど、やっぱり青い目と金髪はいかがなものか。