壁屋の十勝情報

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ふるさと銀河線 廃止について

2006-04-20 17:26:53 | 十勝情報
 。。。 昨日から 予報では、明日も はぁ~


 多分、全国ニュースにもなっただろう、「ふるさと銀河線 廃止」について

 地元の人間には馴染み深い路線ですが、全国の方々には良く知られていないと思うので、最初に、少しばかり紹介を・・・

 元々は、旧国有鉄道の「池北(ちほく)線」という路線で、大動脈路線である、石北本線と根室本線とをつなぐバイパス的な役割で敷設され、十勝支庁・池田町と網走支庁・北見市とを結んでいました。
 分かりやすいマップを見つけたので載せます。



 旧国有鉄道が、分割民営化された際に、JR北海道は、赤字路線であつた、「池北(ちほく)線」を廃止しようとしたのですが、沿線各市町村が反対し、最終的には、第三セクターを設立。「北海道ちほく高原鉄道㈱」を立ち上げ、路線名も、「ふるさと銀河線」となったのです。

 この、ふるさと銀河線ですが、ある意味、地域密着型の経営をしていて、各駅は趣向を凝らした作りや、名前などで親しまれています。
 例えば、「足寄駅」ですが、「あしょろ銀河ホール21」と呼ばれています。「陸別町」では、「オーロラタウン’93」などのように、愛称をつけて呼んでいるのです。

 また、今は懐かしい、SL(C11型)を走らせてみたり、銀河鉄道999でおなじみの、漫画家「松本零士」氏が、車輌にイラストを施した列車を登場させるなど、遊び心も持っていました。


 しかし、沿線地域の過疎化の波や、自動車道の整備などで、やはり経営は苦しく、最大の株主である北海道が、廃止を決定しました。

 銀河線を利用していた学生や、お年寄りは、路線バスへ利用転換を余儀なくされます。

 十勝の人間としては、少し寂しい気持ちはあるのですが、ある意味、乗らない地域住民も悪いのかもしれません。
 これで、また一つ、地域に根付いた物がなくなったような気分です


【北海道ちほく高原鉄道㈱ ・・HP・・】