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教えても褒めても新人は動かない? じゃあどうすればいいの?というアナタに…

2014年05月15日 07時09分13秒 | お役立ち情報
産性本部が発表したのは「自動ブレーキ型」。安全運転型よりも「新人ならもっと失敗を恐れずに!」とやきもきする上司の方も多い様子。今回の『こちら営業部女子課』では、新たに配属してくる新入社員のあるあるシーンを挙げながら、彼ら彼女たちを育成していくヒントをご紹介します。

 4月に学校を出たばかりの新人も入社して1カ月が経ち、そろそろ研修を終えて新たな部署に配属する頃。上司である皆さんの多くも、世代の異なる新人社員とのコミュニケーションに苦労されているのではないでしょうか。

 そこで今回は「新人あるある」を、ランキング形式でお届けします。真新しいスーツ姿も初々しい新入社員数名に登場してもらい、彼女たちと男性上司の会話に耳を傾けてみます。そこから新人たちの傾向を探り、彼女たち世代の価値観を理解して、その育て方のヒントをつかんでいただければ幸いです。

 新人A子「おはようございます!」
男性上司「お、元気だね。おはよう!」
新人A子「はい。先輩にあいさつは元気よくと言われたので!」

 まずは第8位、「言われたことは素直に受け止める素直な新人」です。上司や先輩から言われたことは、とりあえずは聞いて、言われたことはそのとおりやってみようという態度でいます。こういうタイプはほほ笑ましく、初期知識や能力のいかんを問わず、伸びるタイプが多いですね。上司である皆さんも好感を抱くのではないでしょうか。

 新人B子「あの、これってどうすればいいですか?」
男性上司「え? また? もう4度目だよ?」

 いますよね~(笑)、第7位は「何度も何度も聞いている新人」です。教えたばかりであれば、「自分の教え方がよくなかったかな? よし! もう1度自分の再確認のため一緒にやってみるか」と思うすてきな上司さんもいることだと思います。ですが何度も教えているのに同じことを聞いてこられると、さすがに困惑してしまいますよね。でもこれって、決してやる気がないわけではないのです。

 「正しく行おう」とするあまり何度も聞いてくるのです。「ミスをしたくない」「間違えたくない」、つまり「失敗をしたら見捨てられてしまうのではないか」という不安から、何度も聞いてしまうのですね。一昔前のように「当たってくだけろ」という発想がないだけなので、「見捨てないから、まずはチャレンジしてごらん」と接してあげたいところです。ちょっと近い例ですと以下のような新人もいます。

 男性上司「じゃ、自分で考えてやってごらん」
新人C子「あの、まずやってみてもらっていいですか?」

まずお手本を見せる!

 第6位は「最初に“やり方”を見せたほうが安心する新人」です。「まずは動け!」では不安を増幅させるだけなので、どんな簡単なことでも最初はやってみせてあげましょう。そして次は彼ら彼女たちにやらせてみる――これは新人の育成に必須です。

 いかがでしょうか? ここまではまだ序の口、「新人あるある」ですね。ここからしだいに困った新人たちが登場してきますよ。

 男性上司「君はFacebookとかやってるの?」
新人D子「すみません。プライベートにはいっさい関与しないでください」

 バッサリ切られてしまいました(苦笑)。第5位は「何かにつけて自分の考えを言うことを率先してくる新人」です。近年のグローバル化に伴い、「自分の主張を!」「自分の考えを!」という自己啓発本に感化されてしまっているタイプが多いようです。もちろん、効果的な自己主張ならば行うべきだとは思いますが、この新人のように誤った反骨精神はやはり面倒がられてしまいますよね。上司としては自己主張は「プラスにもマイナスにもなる」ということ。そして「相手と勝ち負けを争うことではない」と、教えてあげるようにしましょう。

 男性上司「何か質問はあるか?」
新人E子「あの、私たち新人って、雑用係なのですか?」

 空気を読め!ってツッコミを入れたくなりますが、こういう新人も多くなってきています。第4位は「チャレンジャーな質問をして周りをヒヤヒヤさせる新人」です。何も知らないがために上司に恐ろしいことを言って、周りにいる先輩たちを凍りつかせてしまったりします。上司としては「学校を出たばかりの君が人生の目標を持ち、熱意を持ってそれに向かおうにも、なかなかそれは見つけられないだろう。だからまずは、最低限のルールを守ろう。与えられたことをやり遂げなさい!」とアドバイスしてあげましょう。

男性上司「説明は以上だ。わかった?」
新人F子「……?」

 こういう新人を上司であるあなたはどのように分析していますか? もしかしたら「いつもボーッと聞いてるだけで、なかなか仕事を覚えられないやつ」なんて思っているかもしれません。第3位は「上司が説明してくれるが、説明がわからない新人」です。仕事がわかっている上司から見ると、新人が何をわからないのかがよくわかりません。新人側も、「何がわかっていて何がわかっていないのか」さえも、わかっていないというケースは多々あります。上司としては「一度でわかってもらうことは不可能」というくらいの認識を持つべきです。

とにかく電話に出まくるタイプの新人

 ちょっと困った新人のエピソードばかりになってきたところで、第2位は、好感の持てる「新人あるある」です。

 電話「プルル」
新人G子「はい。○○社です」
電話「プル」
新人G子「はい。○○社です」
電話「プ」
新人G子「はい。○○社です」

 もうおわかりですね。「とにかく早く電話に出る新人」です。このように新人らしく「今は電話に出ることくらいしかできないけど頑張る!」と、早押しクイズのごとく必死に電話を取る姿勢はすばらしいものがあります。ただ、残念なケースでは、最初はとても大きな声で「おはようございます!」「お先に失礼します!」と立派なあいさつをしていたのに、数カ月後にはだんだんとしぼんでしまう。これもまた「あるある」です。そこで上司が自ら率先して大きな声であいさつをする。つまり、新人であろうが中堅であろうが、あいさつは先に元気よくするほうが、相手に好印象を与えることができるということを実感させるのです。電話の話題がでましたが、第1位も電話での「新人あるある」です。

 新人H子「はい。○○社です」
電話「鈴木さんをお願いします」
新人H子「鈴木ですね。少々お待ちください。鈴木さんにお電話です」
男性上司「うちには鈴木が5人いるけど、どの鈴木?」

 電話の取り次ぎは新人が最初に身に付けることのひとつです。よくある失敗ではありますが、このような些細なミスも、新人が仕事の意欲を喪失させるには十分すぎることなのです。「よくある名前は念のため下の名前や部署役職まで聞いておいたほうが得策だぞ」とアドバイスしてあげましょう。 さもないと……

 新人I子「え?『新入社員 辞めたい』でGoogle検索したこと? ありますよ」
新人J子「私もあります」
新人K子「私も!」

なんてことになってしまうかもしれませんよ?

 さて「新人あるある」いかがでしたでしょうか? 最後になりますが、山本五十六のこんな言葉を引用したいと思います。

 「実年者は、今どきの若い者などということを絶対に言うな。なぜなら、われわれ実年者が若かったときに同じことを言われたはずだ。 今どきの若者はまったくしょうがない、年長者に対して礼儀を知らぬ、道で会ってもあいさつもしない、いったい日本はどうなるのだ、などと言われたものだ。 その若者が、こうして年を取ったまでだ。 だから、実年者は若者が何をしたか、などと言うな。 何ができるか、とその可能性を発見してやってくれ」

 「今の若いのは!」と新人を非難するのではなく、今の上司や先輩たちも、新人の頃は多かれ少なかれ同じような経験をしていたと思います。最初から訓練されてできる新人なんていないのです。「自分たちだって同じ新人だったのだ。ちゃんと教えてあげよう!」。新人のフレッシュさに微笑んであげられる、そんなすてきな上司になってくださいね。

 タイトルにあるように、「営業部女子課」は女性の営業職が会社を超えて集まるリアルなコミュニティです。

 現役の営業女子の方はもちろん、部下に営業女子を持つ上司の方にも関心をもっていただけると嬉しいです。営業部女子課 http://www.eigyobu-joshika.jp/
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