米中央情報局(CIA)の元職員スノーデン容疑者が米政府による個人情報収集活動を暴露したきっかけの一つは、日本での勤務中に米無人機による攻撃対象者の監視映像を見たことだったことが12日分かった。日本で「暴露 スノーデンが私に託したファイル」として、14日に新潮社から発売される書籍の中で明らかにされた。
同書によると、元職員は2009~11年、国家安全保障局(NSA)の請負企業の従業員として日本に駐在。他国軍や民間のシステムを攻撃したり、情報を盗んだりする「上級サイバー工作員」になるための訓練を日本で集中的に受けた。
元職員は著者に対し、日本で「無人機によって殺される運命にある人々の監視映像をリアルタイムで見た」と証言。強大な監視能力による人権侵害を隠す手助けをしている状態に「さいなまれた」とし、「すべてを自分の中だけに留めておくことはできないと感じるようになった」と心境を吐露した。
同書によると、元職員は2009~11年、国家安全保障局(NSA)の請負企業の従業員として日本に駐在。他国軍や民間のシステムを攻撃したり、情報を盗んだりする「上級サイバー工作員」になるための訓練を日本で集中的に受けた。
元職員は著者に対し、日本で「無人機によって殺される運命にある人々の監視映像をリアルタイムで見た」と証言。強大な監視能力による人権侵害を隠す手助けをしている状態に「さいなまれた」とし、「すべてを自分の中だけに留めておくことはできないと感じるようになった」と心境を吐露した。