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世界平和の祈りについて

2012-08-07 23:14:42 | スピリチュアル
 私どもが唱えております世界平和の祈り、特に
最初の世界人類が平和でありますようにという
祈り言について、述べてみたいと思います。

 私はつねづね、世界人類が平和でありますように
という祈り言を、心に想いうかべた時、その人は、
神様のチャンネルをひねったのとおなじであると
申し上げて来ました。人類すべての悲願が結集し、
祈り言となったこの言葉には、どんな人間の
個我をも消してしまう大きな光がこめられ、放射
されているのでありまして、この祈り言を、
思いうかべるだけで、私どもは大光明霊団の中に
参加しているのであります。

 ところで、この祈りの世界人類とは、どの程度の
世界であるのでありましょうか。勿論直接的には、
私どもが住んでおりますこの地球を指している
のであります。我々人間のいのちをこまかくみて
参りますと、それは光子という宇宙子から
成っており、いのちの源は、すべて波動から複雑に
構成されていることは、これまで申し上げたとおり
でございます。

 宇宙にうかんだ小さな星、この地球人類たちは、
こうしたいのちの成り立ち、いのちの仕組という
ものにまだ気がついておりませんで、そのために、
宇宙人たちから「おさない兄妹たち」とよばれて
いるのであります。

 私は今、宇宙人と申しましたが、実際、この
地球以上に、こころも、科学も数百倍もすすんだ
星々と、人類が存在することは、事実
でありますし、それのみならず、我々は、こうした
宇宙のすぐれた兄妹たちから、さまざまな援助を
得て、一日一日を無事にすごしている
のであります。

 世界平和の祈りは、ここに至って、地球人類
のみならず、宇宙に生きるすべての我々の仲間、
兄妹、宇宙人類が平和であるようにという、宇宙の
大調和をも目ざした、祈りであることが理解される
のであります。

 この地球上に多くの国々があり、そのそれぞれの
国と国交を結んでおります。これからの政治家は、
世界平和を根底に据えてかからなければ、一日
たりとも、政治がとれなくなってくるで
ありましょう。

 しかし、もっと真理を見きわめる眼を
持ちますなら、単に地球という星の地上の国々
との交わりというばかりではなく、星と星との
交わり、星交というところまですすまなければ、
本当の宇宙全体の調和というものは完成
されないのであります。
 そして現在、我々にコンタクトを求めてきて
おります宇宙の兄妹たちは、この宇宙の大調和の
なかに、我々地球人類が、一日も早く
とけ込むよう、最大の助力を日々おこなって
くれているのであります。

 世界人類が平和でありますようにという
祈り言は、宇宙神のみこころ─愛の中にとけ入り、
宇宙人類の一人として、全宇宙と、宇宙人類全員の
平和を祈り、又その愛念を、彼らに送って、我々が
日々彼らから受けております援助にも、こたえる
かたちとなっているものであります。

 宇宙は玄妙であります。そしてその玄妙な宇宙の
運行を支えているものは、一点のわたくしなき、
宇宙神の愛であります。

 さて世界人類が平和でありますようにという
祈り言には、さらにもう一つの奥義があります。

 それは、人間というものの全体にむかって、
祈り言を発しているということであります。人間
というものは、いつも私が申しておりますように、
この肉体だけではありません。幽・霊・神、
大きくわけて、肉体以外に、さらに三つの世界に
生きているものであります。この人間の本質、
本体と申しましょうか、それぞれの世界に
よびかけ、光の放射を、霊界神界から放射
しやすくする働きを、自然と持っているのが、
世界人類が平和でありますようにという祈り言
なのであります。個人と人類の同時救済という
性質を、この祈りが持っておりますことは、
何度も申し上げましたが、さらにこの祈りは、
人間の本体である光にむかって愛と調和を
放っている祈りなのであります。ですから、
心の中に「世界」とおもいうかべただけで、
ただちにそれは、宇宙と人間の本体である光に
つながり、大光明を発揮することとなる
のであります。

 ちなみに宇宙人たちは、こうした光体が
自己の本質であることを熟知して、日々我々を
助けてくれているのであります。
 こうした世界平和の祈りを我々はたゆみなく
祈って、宇宙人類と光と愛の世界建設のために
まい進致しましょう。

        昭和61年7月9日,10日
               昌 久