緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

家族の集い

2012年02月27日 18時31分01秒 | 家族
2月27日(月)  

 週末土日と二日間を故郷からは夫婦娘と三人で東京へ出向き、明けて日曜日に三女宅で家族十二名が集まり、長女一家の海外赴任送別会を午後一時から四時半まで、娘の手料理に舌鼓を打ち美味しいワインにほろ酔いとなり、想い出に残る時間として過ごしました。集まった家族は五家族、家族とは娘夫婦四組と孫たち。娘たちも三〇歳代となり職場や家庭環境も微妙に変化して行きます。長女の赴任先はカナダ西岸都市、人口七〇万人ほどで、街の規模は昨年夏出向いたシアトル市並み。赴任期間は最低限で二年間と言いますから、それなりに家族の選択肢は限られてきます。


東雲の辰巳桜橋

 三女宅は江東区東雲一丁目辰巳運河沿いにある高層住宅ビル十三階の一区画、辰巳水門が目の前にあり、その先に東京湾の最深部が広がっています。首都圏直下型大地震で津波が発生しますと、東日本大震災並みであれば軽く水門を超えてくるのが容易に想像出来ます。都市の水辺公園は、昨年311以来、地震・津波来襲が発生した場合の対策として、何処に避難すれば良いか?そんな視点で見られるようになりました。


辰巳運河の冬の渡り鳥オナガカモ

 親子三人連れで宿泊した三女宅から運河を眺めますと、冬鳥のカモ類が羽を休めています。一見長閑な光景です。運河沿いには高層住宅ビルが今も二棟建築中で、建築設計図のデッサンに使われる鉛筆画の光景がそのまま街並みの風景になっています。シンプルと言えばシンプル、一棟のビル容積が思いがけなくも大きいだけに、昆虫や川魚を思い浮かべるには不向きな街の様子です。それだけに、冬鳥のカモ類が運河で盛んに餌を求める光景は、季節と生物との共存を思い出させて呉れます。 


午餐会の食卓

 朝の散歩はやや定刻より遅れた時間帯でしたが、運河沿いを軽く一周して、それでも時間が余りすぎて近くのイオンショップまで出かけて、店内の商品探索、食糧品の多さには目を見張ります。生鮮食品にしても世界中から集荷されています。東京は世界有数の大消費地、地球の裏側から根菜果物類が集まっています。どんなルートか、航空便でしょうか?三女の手料理、赤児の口に合い、それでいて手の込んだ料理が多くて、満足する事しきりです。家族での食事会は休日正午過ぎの時間を使いますと、お尻に根が生え時間の長さとのんびりさも加わって、何とも言えない雰囲気があります。


美味すぎて写真を撮るのが遅れたシチュー

 日曜日とは言えど、それぞれに所用があり、約束時間ギリギリに集合。大家族、こうして集まりますと、人類は運命共同体として永い年月を家族を中心に生活してきた体験が、色濃く体内に植え付けられてると思っています。この辺はもう物語、夢の中の話でもありますが、回を重ねますと、ほのぼのとも実感が湧き上がります。


子どもも母親も大好きなケーキ

 船員時代、四〇年前の話ですが、海外渡航はまだポピュラーで有りませんでした。船員をやめて外地を居住地とするには会社関係ですと単身赴任、豪州シドニーかパース辺りを新天地とするには、仕事で繋がる腕を持つ必要がありました。今でもそうでしょう。身近な外地、世界が身近にあります。今夏あたり夫婦してカナダ西岸都市へ出向いて、家族の絆だけでなく、海外での暮らしぶりを見聞するのも、何かの足しになりそうです。

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