緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

一泊二日の蔚山旅行

2012年12月07日 18時33分24秒 | 旅行
11月07日(月) 


 高速船JRビートル、博多港と釜山港間を一日二往復する水中翼船、時速八〇キロで対馬海峡を二時間五五分間で結ぶと船内放送があります。両港間の航海距離はおよそ二百キロ強。初乗船の感想は、釜山市への旅が国内並みという。船内での三時間が、エンジン音は響きますが、ほどよい旅の休憩時間にもなります。対馬海峡も狭くなったものです。四〇年前の在来型外航貨物船で約七時間の航海に比較しますと、時間の流れと伴に両国の状況も変化します。

 それでは旅人は韓国の何に注目すべきか?まず目にするのは、現時進行中である韓国大統領選挙の投票結果。投開票日は今月十九日で、与野党立候補者二名はパク・クンヘ候補とムン・ジェイン候補。両候補の公約は何か?改めて大統領選挙で隣国状況を確認しようにも、両候補の違いすら認識しておりません。その程度の認識で韓国旅行に出むくわけですから、現地で目にするものがまずは参考資料になります。

 本来ならば韓国経済について、ある程度の準備をして質問事項を幾つか掲げて出むきますと、それなりの成果を得るかもしれませんが、JC現役会員の親善活動にシニア会員が乗っかるわけですので、むしろ旅のお荷物にならない事がまず肝心。帰宅して確認しました雑誌記事は「限界が見え始めた韓国経済」、「革新を阻むコピー文化」などニューズウィーク日本版12月5日号にロバート・E・ケリー氏(釜山大学准教授)の投稿記事、それに「韓国をむしばむ財閥ジレンマ」知久敏之氏(同記者)と三部セットで韓国経済の特集としての掲載されてます。記事の内容と現地の光景を思い浮かべて、後日の判断材料とします。

 しかし、隣国の現状とは本国並みに知るに越した事はありません。インターネットが日本上陸して今年で二五年が経過しようとしておりますが、この情報革命は著しく世界を小さくしました。隣国を短い旅の中でも国内同様の感覚にさせますのも、世界にあふれ出る情報に負う部分が大であります。何が時の流れに通用して生き延びて行くのか、皆目検討もつきませんが、そんな世の中の行方を一周か二周遅れでも付いて行くのは、何か刺激するものがあります。何でしょう?

 都城青年会議所が韓国北蔚山青年会議所と姉妹クラブ締結して十年が経過したと。その間に毎年に渡り、交互訪問をくり返していると言います。また、その為に担当委員会まで設けてあります。これはJC例会に出席し旅に出て知り得た事柄です。隣国を知り交流を深めていく事は、新しい時代に地域経済の進展に於いても不可欠条件、平時における常識事項か、隣国とのいさかいを蔑視の目で持って語られる日を間近にすべきか、国の枠組みを乗り越えた思考を持つには地方に於いても若い世代の実践を必要とします。今回の旅、新たない時代へ新たな世代の活躍を見る思いでした。


博多港出航前の高速艇JRビートル






韓国釜山市東雲台の中心市街地光景

















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