緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

祭りの写真を編集して

2012年11月28日 17時28分37秒 | 民俗芸能
11月28日(水) 


 今年も、何となく慌ただしさが増す、師走がもうすぐやってきます。午前中に一時間ほど市内視察と銘打って、徒歩で巡回に出掛けました。人通りが少ないことと、高齢者を自分も含めてですが、数多く目にします。昔お会いした方が、年齢を刻まれた顔して、すれ違って行きます。街の雰囲気が穏やかと言えばその通りで、活気が少ないと言えばそれもその通り、一時間も巡回しますと、あらかた街の表情を掴んでしまいます。水辺の鴨がゆっくりと羽根を休めているのが象徴的です。

 静かに、そして確実に、街が沈み込んでいくのが見て取れます。昭和四〇年代頃から市街地膨張が登り坂であったのが、一九九〇年頃を頂点にして、その後の市街地膨張に緩やかなブレーキがかかり始めて、今日に至っております。既存住宅に空家が目立つようになったのはいつの頃か?そこまでならまだしも、古い家屋が撤去され始めて、今では空地が目立つようになりました。人口の空洞化のみならず、土地の空洞化も目立つようになります。都市が虫食い状態になっています。街の形態が緩やかな変化の段階に入り込んでいるのでしょうか。

 本日は気温も低くて、摂氏十度あたりか、一時間歩いても汗一滴も出ません。自分で自分を高齢社会という輪で縛りこむ事なく、日々を生き生きと生活するには、心身の健康管理に努める他に術なしです。そんな思いを抱いて、昼時間に曽於市住吉神社の流鏑馬写真を整理してみました。祭りの中で、日向市のひょっとこ踊りが披露される場面が有りましたが、こうして離れて撮影してみますと、故郷の香りが漂っています。この雰囲気は、背景が秋の色にくるまれているだけに、タイムスリップする気分に襲われます。田舎暮らしにはピッタリと心情が当てはまり、素人写真が短編動画にも見えて来ます。御酒なしでも恍惚となる場面であります。


鹿児島県曽於市末吉町住吉神社境内








山頂の姥石




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