緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

バンクーバー港をながめて

2012年08月18日 18時16分15秒 | 旅行
8月18日(土)

現地の鳥瞰図
  

 都市が天然の良港を持つ事は、長期間にわたり都市の繁栄をもたらすと。バンクーバーの地形をグーグルアースを用いて上空よりながめて、片や現地でデジカメを用いて主に風景や港内施設を撮影した写真を選択してみました。土曜日の午後でもあり、しばし、魂をカナダの地に置いて想いを巡らしてみます。北米西岸、ジョージア海峡周辺の陸と海とが織りなす風景は、永年に渡る、万年単位の気候変化がもたらした産物だと勝手に想像します。氷河期の寒冷気候により大地が氷雪により百メートル単位でおおわれました。やがて温暖化により、氷雪にも変化が生じて、大地は氷河により削り取られて、細長い入り江や河川の原型が出来上がります。最も新しい地球の温暖化は一~二万年前に始まったと言われています。何かの書籍には、記憶違いで無ければ三万五千年前あたりからともあります。









 その間に大地に人間の手が入った訳でも無し、自然の摂理の中で、いわば現代人の目から眺めますと膨大な天然資源を内蔵してしまいました。早とちりも有るかもしれませんが、現地で感じる事ですが、その恩恵をカナダ人は上手に確保し分配して都市の繁栄を寒冷地ながらも築き挙げて上げて来ました。北米西岸は一年の内で七月と八月だけが、まともに日光が照らす季節と言いますから、二度目は冬場にでも出向いて、バンクーバーの気候を確かめたいものです。昨年、ライオンズクラブ国際大会で米国シアトル市へ出向いた折にも、ガイドさんの説明ありましたシトシト雨がもたらす憂鬱な天気のために、鬱病が発症する人が目立つとありましたから、天候不順は北米西岸沿いの注意事項でしょうか。大元は北米西岸沿いに北上する暖流のせいでしょうか。











英連邦のなごりが、カナダやオーストラリアやニュージーランドや南アフリカ連邦の国旗にありますが、カナダ国民がカエデの葉をデザインした国旗に換えたのは、まだ記憶に残っている出来事です。オーストラリアや南アフリカを貨物船船員として上陸した折には気づきませんでしたが、今回、一週間もバンクーバー市に滞在しますと、ユニオンジャックの結びつきは、外から眺める以上に強い繋がりだと思いました。恐らく、旧英連邦国民は海外にある他県みたいな感覚でしょうか。最近の出来事で、日本・中国・韓国・台湾と同じ極東の国々が、小さな島の領土権でいがみ合うサマは愚行の極みにも思えます。











 そう、話を元に戻しますと、グーグルアースを北米西岸から太平洋を越えて日本まで飛んできます。なるほど、極東とは申したもの!日本の主要港湾はいずれも入り江の奥にあります。東京湾が横浜港、名古屋湾が名古屋・四日市港、神戸港が瀬戸内海の奥と、バンクーバー港と比較しますと、考える事が次々と浮かびそうです。その辺は次の機会にして、一挙に南九州の志布志湾まで飛んでみました。バンクーバーの天然良港を眺めた後では、志布志湾の特徴が見えて来ます。志布志湾の入口と言えば、大隅半島肝付町高崎から宮崎県串間市荒崎を結ぶ距離が約十七キロあり、湾内の最奥部までは約十二キロます。続きは愚にも付かない話になりますが、大隅半島と串間市の荒崎がそれぞれ五キロずつ海へ出張ってきますと、志布志港は天然の良港と言われたでしょうが、ウーンのため息です。何が申したいのかと言って、その様な土地柄で生活していると、改めて見つめ直したと申しましょう。 

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