10月16日(金)
宿泊先のホテルを朝九時に解散して浜松駅へ向かう組と名古屋へ向かう組と二台の車に分乗してそれぞれの目的地へ、仕事の待っている会員は新幹線直行でそれぞれの都市へ。私は午後四時に中部国際空港へ向かう身なので名古屋組に乗せて貰います。東海自動車道の本格的な改修工事のために国道一号線をカーナビを頼りにまずは豊田佐吉邸(豊田佐吉記念館)へ寄り道。遠方会員へ地元会員の配慮、車中では同じ会員同士で話題もにぎやかです。ときおり用語に理解を超える言葉が出てきて、地方都市より中部大都市圏域業界が複雑な証しと捉えて会話に聞き入りました。

渋滞で時間はやや遅れ気味でしたがカーナビは正確に愛知県湖西市にあります豊田佐吉邸(豊田佐吉記念館)に到着。田舎富豪の邸宅風、背景に里山を抱えて前面に水田が狭い川沿いの平地に広がっています。典型的な農村風景の中にある豊田佐吉邸、幸いなるかな駐車場にも屋敷内にも人影が見えません。記念館の中に入り初期の自動織機を眺めて地元会員の解説に耳を傾けます。次第に室内の雰囲気に馴染んできますと壁に掲げてある額入りの豊田綱領に目が届きます。読んでいきますと綱領の持つ重さが何となく伝わってきます。

・・・・・豊田綱領・・・・・
豊田佐吉翁ノ意志ヲ體シ
一 上下一致至誠業務ニ服シ産業報告ノ實ヲ擧クヘシ
一 研究ト創造ニ心ヲ致シ常ニ時流ニ先ンシヘシ
一 華美ヲ戒メ質實剛健タルヘシ
一 温情友愛ノ精神ヲ發揮シ家庭的美風ヲ作興スヘシ
一 神佛ヲ尊崇シ報恩感謝ノ生活ヲ為スヘシ

こうして敷地内を歩いて小高い里山の山頂へ向かいます。目にします周囲の植生は八百キロ離れた南九州の里山とそっくり孟宗竹や杉樫シダと寸分違いません。表日本黒潮の影響下にある土地柄と言えば大げさかな!佐吉翁は親の家業を受け継いで大工として世に出たとあります。
改めて豊田綱領を眺めいります。現代でもしっかりと通用する綱領、むしろ「一 神佛ヲ尊崇シ報恩感謝ノ生活ヲ為スヘシ」を第一項に持ってきますか。それでも現代では忘れがちな項目が多い綱領です。里山の光景と豊田綱領、風土が人間の生き方に何らかの形で影響を与えているはずです。明治以降の物作り原点にあります豊田佐吉翁、その生誕地を見学して地元会員が寄り道に選んだ意向が伝わってきます。

結びの佐吉翁言葉に「障子を開けて見よ、外は広いぞ」と表記されております。何とも平易で子供が聞いても大人が聞いても理解が早くて肯く言葉です。こんな平易な言葉で万民を諭せるとは!その元を表現するに記念館にはアメリカ国ニューヨークでの活躍場面が掲載されております。自動車会社トヨタが現存するだけに生きている言葉として捉えました。

宿泊先のホテルを朝九時に解散して浜松駅へ向かう組と名古屋へ向かう組と二台の車に分乗してそれぞれの目的地へ、仕事の待っている会員は新幹線直行でそれぞれの都市へ。私は午後四時に中部国際空港へ向かう身なので名古屋組に乗せて貰います。東海自動車道の本格的な改修工事のために国道一号線をカーナビを頼りにまずは豊田佐吉邸(豊田佐吉記念館)へ寄り道。遠方会員へ地元会員の配慮、車中では同じ会員同士で話題もにぎやかです。ときおり用語に理解を超える言葉が出てきて、地方都市より中部大都市圏域業界が複雑な証しと捉えて会話に聞き入りました。

渋滞で時間はやや遅れ気味でしたがカーナビは正確に愛知県湖西市にあります豊田佐吉邸(豊田佐吉記念館)に到着。田舎富豪の邸宅風、背景に里山を抱えて前面に水田が狭い川沿いの平地に広がっています。典型的な農村風景の中にある豊田佐吉邸、幸いなるかな駐車場にも屋敷内にも人影が見えません。記念館の中に入り初期の自動織機を眺めて地元会員の解説に耳を傾けます。次第に室内の雰囲気に馴染んできますと壁に掲げてある額入りの豊田綱領に目が届きます。読んでいきますと綱領の持つ重さが何となく伝わってきます。

・・・・・豊田綱領・・・・・
豊田佐吉翁ノ意志ヲ體シ
一 上下一致至誠業務ニ服シ産業報告ノ實ヲ擧クヘシ
一 研究ト創造ニ心ヲ致シ常ニ時流ニ先ンシヘシ
一 華美ヲ戒メ質實剛健タルヘシ
一 温情友愛ノ精神ヲ發揮シ家庭的美風ヲ作興スヘシ
一 神佛ヲ尊崇シ報恩感謝ノ生活ヲ為スヘシ

こうして敷地内を歩いて小高い里山の山頂へ向かいます。目にします周囲の植生は八百キロ離れた南九州の里山とそっくり孟宗竹や杉樫シダと寸分違いません。表日本黒潮の影響下にある土地柄と言えば大げさかな!佐吉翁は親の家業を受け継いで大工として世に出たとあります。
改めて豊田綱領を眺めいります。現代でもしっかりと通用する綱領、むしろ「一 神佛ヲ尊崇シ報恩感謝ノ生活ヲ為スヘシ」を第一項に持ってきますか。それでも現代では忘れがちな項目が多い綱領です。里山の光景と豊田綱領、風土が人間の生き方に何らかの形で影響を与えているはずです。明治以降の物作り原点にあります豊田佐吉翁、その生誕地を見学して地元会員が寄り道に選んだ意向が伝わってきます。

結びの佐吉翁言葉に「障子を開けて見よ、外は広いぞ」と表記されております。何とも平易で子供が聞いても大人が聞いても理解が早くて肯く言葉です。こんな平易な言葉で万民を諭せるとは!その元を表現するに記念館にはアメリカ国ニューヨークでの活躍場面が掲載されております。自動車会社トヨタが現存するだけに生きている言葉として捉えました。
