話をするとたいていの人が「ぜひ一度見てみたい」という。「食いたい」という人もいるのだが、わざわざそのために札幌から南幌まで出かけていくのも大変だと見えて、「見た」あるいは「食った」という話は聞かない。
実はそう何度も食いたいほどうまいものでもないのだが、たまたま今日は暇だったし温泉自体は気に入っているので、久しぶりに出かけたのだ。
ごらんあれ、これが南幌温泉名物のキャベツ天丼だ。この中になにも乗っていない皿がある。これだ。食おうとした瞬間に、この皿の役目がわかる。つまりこのようにしないと天ぷらがじゃまで飯が食えないのだ。
小玉のキャベツをほとんど丸ごと使った天ぷらだ。エビ天が一本張り付いているが、たぶんそれがキャベツ以外の唯一の食材だろう。キャベツなんだから味はほとんどない。天つゆが付いているが、全部使い切っても天ぷらはまだ残っている。しかも芯のところまで使っているので硬い。あごが疲れ、こめかみが痛くなる。
話の種以外にはお勧めしない。
実はそう何度も食いたいほどうまいものでもないのだが、たまたま今日は暇だったし温泉自体は気に入っているので、久しぶりに出かけたのだ。
ごらんあれ、これが南幌温泉名物のキャベツ天丼だ。この中になにも乗っていない皿がある。これだ。食おうとした瞬間に、この皿の役目がわかる。つまりこのようにしないと天ぷらがじゃまで飯が食えないのだ。
小玉のキャベツをほとんど丸ごと使った天ぷらだ。エビ天が一本張り付いているが、たぶんそれがキャベツ以外の唯一の食材だろう。キャベツなんだから味はほとんどない。天つゆが付いているが、全部使い切っても天ぷらはまだ残っている。しかも芯のところまで使っているので硬い。あごが疲れ、こめかみが痛くなる。
話の種以外にはお勧めしない。
温泉の風呂場の、湯気にかすむ高い天井にきゃべつが気持ちよさげに飛び回るってえのは、しゅーるでいいよね、さすが北海道(笑)。最近は東京勤務になったので、昼飯を食いに出ることが多くなった。おかげで油ものをとることが多くなって、しかも腹八分の1.5倍(当社比)くらい出てくるものだから、いや太るわ肥えるわ。社員が満腹死したら労災になるんだろうか?
腹八分の1.5倍ずつ食い続けたせいなのかどうなのか(たぶんそうだよ)、肥満の影響が睡眠時無呼吸症候群とやらになって現れましたな。
担当医の問診で寝起きはいい方かと聞くので、目が覚めてすぐに仕事ができるくらいと答えると、「それじゃ、起きてすぐお腹が空いているというようなことは…」。それもしばしばあり、このトシにして体調は絶好調と答えると、かの担当医が気の毒そうに言うには。
「あのね、それは、寝ていないんです。いくら寝起きがいい人でも、起きてすぐに頭も体もフル回転なんてことはあり得ません。ほとんど起きているから、いままで起きていたのとおなじ状態で目が覚めるんです。やはり無呼吸症候群の疑いが濃厚ですね」。
さすがにショックを受け、翌日一泊の検査入院を予約。検査だからなにも食わずに来いと言われたことはあるが、「晩飯食って酒飲んでから来い」とは驚いた。いつもとおなじ状態で寝ているところを記録するためだそうで、仕方がないので病院隣の居酒屋でひとりぼそぼそと晩酌をやることに。油っぽい焼きそばと、ほとんどモヤシのゴーヤチャンプルーで中ジョッキを空ける。
時間も迫り覚悟を決めて夜間通用口から入ると事務員が心得たとばかりに最上階へ案内。連絡により迎え出た看護婦(昨今は看護師というなにやら味気ない呼び名に変わったのは残念至極)が招き入れたのはちょうどビジネスホテルのような仕立ての病室。当然個室である。
シャワーを浴びてしばらく待つと検査技師が現れて体中にセンサを付けていった。ゆっくり寝ろと言われたが、頭から足まで数えるのも面倒な数のセンサを付けられてゆっくりなど寝られるものか。寝返りも打てずにこわばって寝ていたもので、肩は痛いわ腰は痛いわ、まだズキズキする。
検査結果は十日ほどで出るというが、そういえば去年は健康診断をさぼっている。ついでに採られた血液からなにが出てくるものやら。ふぅぅ。
装置が壊れたらどうなるんだろう・・と心配になったりもして。
かなり前から、どうも寝足りないような気分になることがありましたが、このせいだったのかと、なんか損してたような気持ち。