自宅の近くにあるラーメン屋。「百麺想(ひゃくめんそう)」という。メニューに百種類ものラーメンがあるというあり得ない話は、本当に、ない。道路向かいの大きなパチンコ屋の客をあてにしているような、普通のラーメン屋。嫁さんがわりと気に入っているので、時々行く。
こないだ行ったら、季節限定でこのメニューがあった。アタシはここのラーメンはあまり好きではないので、定番の一品がない。おもしろいから試してみようと注文してみた。「限定品」に弱い体質だし。
味は塩。スープは普通。写真でドンブリの奥の方の赤いのが梅肉。その左に、光が写っちゃったが緑色をした固まりがわさび。どちらもけっこうな分量。どうしたものかと思ったが、混ぜて食うものだろうと見当を付けた。
しかし、これらを麺に混ぜて食おうとすると、ほかの具もすべてぐちゃぐちゃにせざるを得ない。チャーシューも崩れてしまうので、肉好きのアタシとしては躊躇してしまう。結局、具が比較的空いているところに梅肉を持って行っては混ぜ、メンマをどけて空きを作っては、少しわさびを運んでは混ぜ。
なんでこんなことをしているのか多少の疑問を感じながらも、なんとか初期設定(笑)を終えた。
食ってみると、意外にいける。梅肉の量が微妙だが、全体としては悪くない。問題は、前述のような事情であまりきれいに混ぜられなかったので、わさびの固まりが残っていることだ。これはけっこう、来る。来るなんてもんじゃない。キターッ、くらい。そうたいしたことはないか。
リピートするかどうか…もう一回くらい、するかもしれない。
*
このところ数日、仕事で珍しく大きなプレッシャーがかかることがあった。嫁さんが心配して「どしたの?」と聞いたくらい、顔がこわばっていたらしい。
本当にこういうのは珍しく、ふだんは「おー、来た来た」とプレッシャーがかかっている状況を楽しめる余裕があるのだが、今回は複数まとめてきたのできつかった。決断力はある方なのだが、決めようとするとその方向に立ちふさがるものがある。正面突破を図っていると、別の状況が足を引っ張る。アタマが単純にできているので、こういう状況は苦手だ。まぁ、逃げてもいられんので片付けるしかない。
こういうときは、ひとつ片付けたことを大げさに喜んでしまう。幸いにひとつ小さいのを片付けたので、「よっしゃーっ」のかけ声と共に右の握り拳を突き上げる。前々からほしいと思っていたイヤホンを発注し、日本酒のいいのを一本、買ってきて呑む。
「がんばった自分にご褒美」などと、甘ったれOLみたいなことは言わない。「よくやったなぁ。これが片付くのはいい兆候だ。よしっ。よしっ。」などと口に出して、体を揺すって全身で喜ぶ。脳みそをお祭り騒ぎに巻き込んで、しばしプレッシャーのかかった状態から引き離そうという寸法だ。わりとうまくいく。
それで、気がついてみたら月命日から2日も経ってしまっていた。すまんすまん。ごめんね。
今年初めての桜
こないだ行ったら、季節限定でこのメニューがあった。アタシはここのラーメンはあまり好きではないので、定番の一品がない。おもしろいから試してみようと注文してみた。「限定品」に弱い体質だし。
味は塩。スープは普通。写真でドンブリの奥の方の赤いのが梅肉。その左に、光が写っちゃったが緑色をした固まりがわさび。どちらもけっこうな分量。どうしたものかと思ったが、混ぜて食うものだろうと見当を付けた。
しかし、これらを麺に混ぜて食おうとすると、ほかの具もすべてぐちゃぐちゃにせざるを得ない。チャーシューも崩れてしまうので、肉好きのアタシとしては躊躇してしまう。結局、具が比較的空いているところに梅肉を持って行っては混ぜ、メンマをどけて空きを作っては、少しわさびを運んでは混ぜ。
なんでこんなことをしているのか多少の疑問を感じながらも、なんとか初期設定(笑)を終えた。
食ってみると、意外にいける。梅肉の量が微妙だが、全体としては悪くない。問題は、前述のような事情であまりきれいに混ぜられなかったので、わさびの固まりが残っていることだ。これはけっこう、来る。来るなんてもんじゃない。キターッ、くらい。そうたいしたことはないか。
リピートするかどうか…もう一回くらい、するかもしれない。
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このところ数日、仕事で珍しく大きなプレッシャーがかかることがあった。嫁さんが心配して「どしたの?」と聞いたくらい、顔がこわばっていたらしい。
本当にこういうのは珍しく、ふだんは「おー、来た来た」とプレッシャーがかかっている状況を楽しめる余裕があるのだが、今回は複数まとめてきたのできつかった。決断力はある方なのだが、決めようとするとその方向に立ちふさがるものがある。正面突破を図っていると、別の状況が足を引っ張る。アタマが単純にできているので、こういう状況は苦手だ。まぁ、逃げてもいられんので片付けるしかない。
こういうときは、ひとつ片付けたことを大げさに喜んでしまう。幸いにひとつ小さいのを片付けたので、「よっしゃーっ」のかけ声と共に右の握り拳を突き上げる。前々からほしいと思っていたイヤホンを発注し、日本酒のいいのを一本、買ってきて呑む。
「がんばった自分にご褒美」などと、甘ったれOLみたいなことは言わない。「よくやったなぁ。これが片付くのはいい兆候だ。よしっ。よしっ。」などと口に出して、体を揺すって全身で喜ぶ。脳みそをお祭り騒ぎに巻き込んで、しばしプレッシャーのかかった状態から引き離そうという寸法だ。わりとうまくいく。
それで、気がついてみたら月命日から2日も経ってしまっていた。すまんすまん。ごめんね。
今年初めての桜
わびさびのラーメンと言いますと、やっぱりこう普通の醤油ラーメンですな。中華そばと言うね。普通のと言うのは、気をつけないと普通でも何でもないことがありますが、愚生にとりましては、スープは醤油の薄口目で、麺は普通のちじれ麺(だから普通ってなんだよ、って)、まあ乗っけてる具がチャーシュー1枚、シナチク数本、ナルト1~2枚、それに焼き海苔かな。薬味に、ネギと胡椒てなもんです。わびさびですなあ、昭和40年代のラーメンです。
時々そんなラーメンが食べたい。この前床屋さんで、普通のラーメンだったら美味しい店があると聞いたので行ってみました。うん、普通のラーメンだった。
こちらでは「中華そば」という看板はあまり見かけませんが、店のメニューに「昔風ラーメン」と書かれたものを見ることはあります。
嫁さんが醤油味薄口のラーメンが好みでして、昔風ラーメンがあると発注確率が高いです。しばらくそういうのに当たらないと「うーん、ふつーのらーめんがたべたいーっ」と叫ぶので、わかりやすい発症のしかたです。
参考:http://makoya.blog.so-net.ne.jp/2007-04-30