ズッキーニの味噌煮込みBlog版

コンピュータのこと、食べ物のこと、なんでもないこと、とんでもないこと。

空の玄関口

2006年01月28日 14時20分57秒 | 食い物
 昨日知り合いに聞いた話。

 実際に空港の売店で売られてい(る|た)土産品の包装に印刷されていたらしいのだが、「空の玄関口」を'An empty door mouth'と英訳(?)されているそうだ。

 しかし、店頭に並ぶまで誰もおかしいと思わなかったのか?

 ちなみにジャストシステムの翻訳マスター3はブラザーの翻訳エンジンを採用しているが、「空の玄関口」は'An empty entrance'となる。ちょっとはましだ。

 しかしおもしろいことに、'「'を含めて翻訳させると、'The entrance of the 「 sky'となる。'」'まで含めると'"An empty entrance"'なので、どうなっているんだか。^^;

 来月発売になる翻訳マスター4はブラザーではなくロゴビスタの翻訳エンジンを採用しているそうだが、注文済みなので到着したらさっそく試してみようと思う。

顔面完治

2006年01月25日 12時23分39秒 | Weblog
 麻酔医に「もう来なくていいよ」と言われたときは、うれしかった。みなさんご心配をおかけしました、(^o^)

 結局のところ原因が風邪なのかストレスなのかは、はっきりしないまま。神経内科医は「風邪の可能性もあるが…」と言っていたが、その直前にかなり集中してパソコンの設定をやっていたことから、麻酔医はストレス説を採っているようだ。治ったのでどちらでもいいのだが。

 もし身近に同様の発症をした人がいたら、とにかくすぐに医者にかかるように勧めてほしいという麻酔医の話。手当てが遅れればそれだけ治りにくいのだそうだ。たいていは顔のどちらか半分に違和感があって気がつくらしい。鏡の前でまぶたを左右交互に閉じるとか、顔をしかめてみるとか、顔は正面を向けたままで目だけ上の方を見るようにしてみるとか…これは鏡では確かめようがないので、家人に見てもらうといい。

 ちなみに交感神経のブロッキングと顔面への弱いレーザ照射のセットを普通は30回から50回程度続けるらしく、120回やっても目立った改善が見られなかった例もあるらしい。10回で完治まで行ったのはあまり例がないと言われた。

 治療にも間をおかずほとんど一日おきに通ったし、馬に食わせるほどもらった薬も馬のように食った、いや、飲んだ。勧められた顔面マッサージは思い出したときにちょっとという程度であまり熱心にやらなかったが、その代わり目が覚めてからの5分間ほどベッドの中で、「治っている状態」のイメージトレーニングをやった。これは毎朝欠かさず。

 なにかの本で、ほとんどの病気は脳が病気をイメージすることから始まる(ちょっと違っているかも知れない)と読んだ記憶があるので、それなら脳に「治った」というか「普通だ」というイメージをさせればいいのではないかと、まぁこれは医学的根拠はまるでないので決してお勧めはしないのだが、これをとにかく熱心にやった。難しいことではなく、頭の中で普通に顔面を動かしている自分を単に、しかし強く、イメージしたというだけだ。

 そのイメージングをやりながら、不自由な左半分とおなじ程度に右半分を動かすというのもやった。正常な右半分とおなじように左半分を動かそうとすれば、できないことがストレスになって脳に悪いような気がしたので、できない方に合わせて「両方まともに動く」と脳に勘違いさせるという作戦に出たわけだ。繰り返すが医学的根拠など全くないので、決してお勧めはしない。「自分はこうやってみた」と言っているだけだ。本人は自分なりに納得してやっているのだが、これで治したというつもりもない。誤解のないようにお願いしたい。

 とにかく、完治して良かった。ふぅ。

ラジオを買った

2006年01月11日 19時37分55秒 | Weblog
 写真だとわかりにくいけど、SONYのSRF-M97Vというモデル。隣は100円ライター。

 最近はメモリオーディオでラジオ付きのものもまったく珍しくない。iPod Shuffleを買う前に買って持っていたものは知り合いに譲ってしまったが、ソフト開発用に買ったものの中にラジオ付きが一台くらいあるかも知れない。

 しかし、iPodを毎日持ち歩いているのにメモリオーディオをもうひとつ持つのはなんだか変だ。しかもそれをラジオとしてしか使わないなんて。

 やはりラジオ専用機(?)を買おうと思い商品検索をしてみたのだが、どうも気に入ったものがない。やはり商品は実際に手に取ってみないとイメージがわかないので、昼飯のついでにヨドバシのラジオコーナーに寄ってみたら…あった。この子だ。

 これこれ、こういうのがほしかったのよ。シンプルなデザインだがAM/FM/TVの3バンド。スピーカはなく充電もできないが、移動中の短時間にイヤホンで聴ければいいので問題ない。

 とはいえもう少し情報が欲しい。不人気なラジオのコーナーには店員もいないし、数千円の商品に店員を呼びつけるのも気が進まない。型番を記憶し、いったん会社に戻ってインターネットで情報を検索することにした。

 デザインから想像できたが、同調はやはりPLLシンセサイザのようだ。これはポイントが高い。局サーチ(オートチューニング)機能がないのは少し残念だが、3バンドそれぞれに7個ずつのプリセットがある。普段は通勤で使うのだから、まぁいいだろう。

 夕方ちょっと早めに会社を出て、さっきのヨドバシのラジオコーナーで購入。付属の電池はマンガンなのですぐになくなるから、アルカリ電池も追加。

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すぐそばのコーナーにiPod Shuffle用のソフトケースがあったので、これも一緒に買う。首からぶら下げるのはちょっとうっとうしいと思っていたのだが、このソフトケースはカラビナ(引っかけて止める金具)が付いているので、リュックの肩ベルトにヒョイ(音はしない)と付けられて便利そうだ。
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 買ったとなるとすぐに使ってみたいのは人情。近くの大型書店の一階エントランスにベンチがあるので、中にあるコーヒーショップでエスプレッソを買ってベンチに腰掛ける。チューニングを開始したが、周波数表がないのでなかなか手間がかかる。あきらめて帰ろうとして駅構内の商店街を通りかかったら、本屋の店頭にこれがあった。



 別によからぬことを考えたわけではない。この雑誌に「ラジオライフ YEAR BOOK」という付録が付いていて、申し訳程度のスケジュール表とメモページのほかはほとんどすべてが、日本全国の用途別周波数表だ。やっほう…だが、さっき周波数合わせに苦労していた場所も本屋ではなかったか。^^;

 このラジオ、なかなかいい音で鳴ってくれる。付属のイヤホンは耳に合わなくて[*1]使えず、iPod Shuffleに使っているE5cを共用することにしたので、MEGABASSという本体のバスブースター機能を使わなくても十分な低音が楽しめる。

 ところでこのラジオライフという雑誌、初めて買ったんだが、なかなかおもしろい。^^;

[*1] 一般的であるはずのこうしたイヤホンがことごとく合わないということは、そんなに特殊な耳の形をしているということなのだろうか…。

さんこっく 桑園店

2006年01月11日 16時20分54秒 | 食い物
 通勤は函館本線一本で、稲積公園→発寒→発寒中央→琴似→桑園→札幌で15分。

 顔面治療(笑)の病院が桑園で、11:30の予約。会社に出ても午前中が中途半端になるから午後からの出社にして、遅めの電車に乗って桑園で下車。治療を終えて病院を出るとちょうど昼だ。

 たしかトンカツ屋があったよなとガード下の雑居ビルに入る。あったことはあったのだが、ちょっと…な。サンプルを見ると特別量が多いふうもなく値段も普通。店内を覗いてみると昼時にしては客もまばら。ということは味もせいぜい普通というところなのだろう。却下。

 どうしたものかとビルの入り口付近まで戻ると、夜は居酒屋で昼は定食をやっているような店。「さんこっく」とは居酒屋らしからぬ店名だが、窓越しに見るとかなりの混みよう。窓際に四人で座っているサラリーマンふうが全員ホッケ定食を食っていて、このホッケ(「開き」だ。開いて干したの。よそは知らぬが、北海道ではホッケのデフォルトは開き)がデカい。

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 北海道では、ホッケの開きは頭と尻尾が皿からはみ出していなければならない。地元の客にこの規格(?)を外れたものなど出そうものなら、「ニシンの開きを頼んだ覚えはないぞ」はまだ良い方で、「デカい皿だなぁ。ホッケが丸ごと収まってら」などとキツい嫌みを言われることになる。
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 ま、それはともかく。

 入り口でサンプルを見ると、「焼き魚定食(ホッケ、鮭)550円」とある。あのデカいホッケが定食で550円か? これはすごい。さっそく店内に入ると都合よくふたりがけの小さなテーブルに空きがある。

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 最近は必ずしもそうではなくなったが、北海道では基本的に相席はさせない。書き入れ時の時間帯など店はさせたいのだろうが、相席というと客が逃げてしまうのでしかたがない。あまつさえ、逃げた客が「あの店は相席をさせる」と言いふらしたりするから被害甚大なのだ。最近は必ずしもそうではなくなったのだが。
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 「ホッケ」とだけ言う。それで通じる。出てきたのを見ると、小鉢と漬け物と味噌汁。ホッケがたしかにさっき見たとおりデカい。思わず「デカいね」と嬉しそうな声を上げると、運んできたおばちゃんが、「ご飯足りなかったらお代わりして」とつぶやくように言って引っ込んだ。ちょっと待てよ、いくらなんでも、これにご飯のお代わり無料ってことはあるまい。ホッケ定食550円はそれだけで破格と言ってもいい値段なのだ。

 食ってみるとこのホッケがなかなかうまい。しかもデカいので、まだホッケが半分ほど残っているのにとうとう飯がなくなった。その昔大エビ天丼蛇の目事件を経験しているので、50円くらい付いていても許容の範囲と心得てお代わりをお願いする。

 ご飯茶碗といっても小どんぶりくらいはある大振りなもので、これでお代わりするとかなりの分量になる。しかし朝飯が少なめだったので、久しぶりに頭から尻尾まで骨も含めてきれいさっぱり食い尽くすという食芸(?)を披露することとなった。

 すっかり満足してレジに伝票を持っていくと、550円だった。あらら、本当にご飯のお代わりは無料だったのか。これはすごい。

 明後日もまた、11:30からの治療予約だ。もう一度ここで昼飯を食うことにしよう。

IntelチップのMac登場

2006年01月11日 14時46分51秒 | コンピュータ
米アップル、インテル製チップ搭載の新型マックを発表 (ロイター) - goo ニュース

 ジョブズさんって、「○倍早い」と言うのが好きだね。たしか以前は「おなじクロックのインテルCPUを使ったコンピュータより○倍早い」という言い方をしていたと思うけど、それよりさらに早いの? ^^;

 もちろん興味はあります。

皮肉な顔のその後

2006年01月06日 16時48分50秒 | Weblog
 軽度であったためか、それともたゆまぬ顔面マッサージと毎朝五分間のイメージトレーニングが奏効したか、左半分がかなり動くようになってきた。

 最初はまったく音が出なかった口笛がちゃんと鳴るようになったのは嬉しかったが、「顔のゆがみが直ったんじゃなくて、顔がゆがんだままで口笛を吹くことができるようになっただけじゃないの?」という嫁さんの指摘は当たっているかも知れない。ラーメンをすするのはいまだに苦労が多いし。

※ お前な、いつからそういうひねり技が使えるようになったのだ。オレの芸風を盗みやがって。^_^;

 しかし間違いなく回復傾向にある。

 治療は基本的に顔面の血行を良くすることに尽きるらしいので、毎晩酒を飲むことで血行促進にこれ勤めている。風呂に入ったときに顔を温めたり冷やしたり交互にすると良いと聞いたので、これも励行している。

 しかしあれだ。顔の左半分が動かなくなっただけでも、けっこうなストレスがあるものだ。左半身が動かなくなったら、はたしてこんなふうに笑いのめしていられるものだろうか。

 そういうことを考えてみるチャンスを与えられたのは、収穫であるのかも知れない。

皮肉な顔で迎える新年

2006年01月03日 14時27分10秒 | Weblog
 明日はクリスマスイブだという日の朝。歯を磨いて口をすすぐと、水鉄砲のように口から水が漏れた。ありゃりゃと驚いて鏡を見たら、どうもおかしい。顔の左半分に表情がない。

 こわごわ顔に手をやると食感はもちもちと…ぢゃなくて、触感はある。しかし動かない。「おい、顔が変だわ」と言うと嫁さんもびっくりした。幸いにその日は急ぎの仕事がなかったので、総合病院に直行した。

 総合受付で30分。神経科の受付でさらに90分待たされ、90秒(!)の診察で担当医は「顔面マヒですね」と言った。わかってら、そんなこと。^_^;

 脳のCTスキャンと血液検査をやるそうだ。それが終わったら麻酔科に行けという。麻酔科では交感神経のブロッキングとやらを施術すると言われた。首に麻酔注射を打つというのでちょっといやな気分がしたが、逃げるわけにも行かないので従った。ちょっと顔が温かくなったと感じるくらいで、怖がるようなものではないらしい。

 最初の神経科に戻って担当医の話をもう一度聞く。脳にかなり古くて小さな損傷が一カ所あったようだが、問題なし。血液にも異常な数値はないという。「おそらく風邪のウィルスが顔面の神経を傷つけたんでしょう。一ヶ月くらいかかりますかなぁ」と言われた。白血球の値もほぼ正常なので、炎症の程度は軽度だそうだ。

 あまり珍しい病気でもないらしく、熱心さはまったく感じられない。もっとも、医者が熱心になる病気だとこちらとしては不安になる。「一ヶ月くらいかかる」という曖昧な表現が気になるところだが、ある程度治療が進まないとむこうとしても具体的に言いようがないのだろう。

 年内にもう一度麻酔医のブロッキング施術を受けた。今日が三日で、明日また行って担当医の診察を受ける。

 馬に食わせるほどもらった薬のおかげか少しは回復してきたが、左側の筋肉がほとんど動かないので、顔を洗うときに目に水が入るのがやっかいだ。口をすすぐときの水鉄砲状態も目立った改善は無し。麺類をすするのが非常に困難だが、これはまぁ、食わなければいいだけの話だ。

 問題は話をするときで、左側が動かないので動くのが口の右側だけだ。こちらは口をちゃんと開けているつもりでも、右側しか開いていないからなんというか、皮肉っぽいというのか。見ようによっては人を小馬鹿にしたような表情になる。他人を引き合いに出すのは申し訳ないが有名税だと思ってあきらめてもらうとして、政治家の麻生太郎のような口だといえばわかりやすいか。

 暮れのギリギリに人と会う用があって、そのときは訳を話してマスクをしたままで話をさせてもらった。なかなかやっかいなものである。

※ 関係ないが、この麻生太郎という政治家は時々ウィットに富んだ発言をするので好きなタイプである。ただ、そんなこと言う場所じゃないだろうというところでわざとのように言うので、一般受けするタイプではない。

 不幸があるとなんとかして笑いのネタにする努力をする。今回は「恥ずかしくて世間様に顔向けができない状況」という売り出し方をしている。それ以来、友人知人からのメールには必ず「顔はどうですか」と書かれるようになった。ちょっとない経験で、嬉しいというわけではないが、なんとなく、いい。

 知人で以前この病気になった者がいて、そのときはCTスキャンではなく脳波を取ったらしい。こいつがなかなか機転の利くヤツで、脳波の結果を聞くとき担当医に「先生、やっぱり頭悪かったですか」と聞いて「いや、頭は悪くないですよ」と言わせたという。わざわざ電話をかけてきて「かのさん。オレ、頭悪くないらしい。医者がそう言っていた」と得意げだった。

 まさか自分におなじチャンスが訪れるとは思わなかったので、この件をあとで思い出して悔しい思いをした。