ズッキーニの味噌煮込みBlog版

コンピュータのこと、食べ物のこと、なんでもないこと、とんでもないこと。

同期フェチ

2008年08月30日 21時16分46秒 | Weblog
 そんな人種がいるのかなぁ。自ら名乗っている人がいるんだから、いるんだろう(なんなんだよ)。

 決してそのお仲間に入れてもらおうなどとは思わないが、Mac、iPhone、MobileMeが同期する快適さを知ってしまうと、もういけません。えぇ、いけませんとも。

 土曜日の朝でも3時に1回、無理矢理寝ても5時にまた目が覚めてしまう。嫁さんがまだ寝ているのでこっそりと、これまでなら起きて書斎(えっへん)に行ってMacBookのリッドを開いたものだが、いまは枕元にiPhoneがいる。おーよちよち。

 夜中のうちにメールが2通。読み終えて、Googleリーダーで登録しているRSSフィードを拾い読み。ついでに興味のある項目を検索キーワードに登録しているGoogleニュースもチェック。ゲームをひとつやって、脳みそをちょっと活性化する。まぁ上限値がアレなもんで、活性化しても知れているんだが。

 しかしそれなりに効果はあって、今日はiPhoneの写真とMobileMeを同期させてみようという意欲がわいてきた。嫁さんを起こさないようにそーっとベッドから這い出し、iPhoneを持って書斎(えっへん)へ。ちょっと手こずったが、MobileMeの方で共有albumを作っておかないと同期ができないという、当たり前と言えば当たり前のことがわかって先に進んだ。iPhoneからは写した写真をMobileMeにメールで送信するようだ。添付ファイルにでもしているのだろうか。

 MobileMeに送ってしまえばこっちのもの、いや、クラウドに保管されるんだから「あっちのもの」か。どっちでもいいけど。これが黙っていても(しゃべっていてもおなじ)、MacBookのiPhotoにPushされる。いや、Pushっていう言葉は使わないことにしたんだっけ。とにかく、ちょっと放っておくといつの間にかiPhoneからMobileMeに送った写真がiPhotoにも入っている。Pushと呼んで差し支えなかろうと思うのだが、まぁいいや。

 さてそうなると欲が出てきて、ここ何年かでため込んだ写真をiPhoneに「手動同期」したくなる。さすがに2,000枚からある写真のすべてを16GBに入れるのはきついだろうと思って、iTunes経由で直近の20イベントだけを送り込むことにした。iTunesの該当タブで設定して、「同期」してやるだけでUSB接続したiPhoneに送り込まれた。さすがに写真はエア(3G)では送られない。

 無事転送終了。しかしiPhoneのメモリ残量を見ると、ほとんど減っていない。おやおやと改めてiTunesの転送中表示を見ていると、どうもiPhone用に写真を最適化してサイズを小さくしているようだ。これなら全部入るんじゃないかと思って、無謀にも2,257枚を一挙に送り込んだ。ここ1年ほどは写真1枚5メガなんだが、古いのは平均して200KBほど。中には携帯のデジカメで撮ったのもある。転送がすんだところを見ると、1.43GBだった。音楽が2GBちょっとだから、16GBのメモリは余裕、余裕。

 これで、iPhoneで撮った写真をMobileMeに送る→iPhotoに落ちる→iTunesからiPhoneに同期する、というルートが確立したことになる。ぐるっと一回りしているんだから無駄なようだが、MobileMeに最新の何枚かが残っているのがみそ。直近の写真は割と使うので、MobileMeに入っているとウィンドウ好き、なんですと? Windows 機からも使えて便利なのだ。

    *

 余勢を駆って、ダウンロード版を安く買ったまま放って置いたATOK2008 for Mac をインストールする。

 実は面倒で放っておいたわけではなく、MacOSX用の親指シフトドライバTeslaがATOK2008でも動いてくれるかどうか心配だったのだ。いずれはやるつもりでいたが、時間に余裕がある時じゃないと万が一Teslaがすねた時に復旧作業ができない。

 しかしトラブルはその前にあった、なんとATOK2008のシリアルナンバーを印刷した用紙を捨ててしまったらしいのだ。しかたがないのでジャストシステムのユーザサポートに電話をかけた。むこうもしかたがないので(そんなことはない)教えてくれた。インストールが終わって再起動すると、なぁんだちゃんと動いてくれている。2007と2008では「劇的な変化」というほどの違いはないのだが、やはり変換のスムーズさがちょっと違う。ATOKを長く使い続けている人なら感じるはずの、「わずかだが、間違いなく良くなっている」という状況だ。

 あぁ神よ、iPhoneにもATOKを。さななくばせめて、入力の足を引っ張るだけでろくに役に立たない推測変換を殺す自由を与えたまへ。

    *

 同期も取れたしATOKも入ったし、気分良く週末の買い物に出かける。

 出かける前に必要なものをメモ書きにしていくのだが、つい先日iPhoneにインストールした無料のお絵かきソフトを手書きメモ代わりにする。コーヒー豆、歯磨き粉、指で紙のメモのように書ける(お絵かきソフトだから「描ける」かな)ので実に快適。

 買い物中にiPhoneのApp Storeアイコンに出た赤丸に数字の1。インストール済みのアプリに1個、アップデートがあった知らせだ。App Storeからインストールしたアプリは有料/無料にかかわらず、アップデートを自動的に知らせてくれる。

 見に行くと、乗り換え検索の「駅探エクスプレス」が更新されている。さっそくダウンロードして再インストール。やたっ、あのバグが直っている。実際には乗り換えていない(座ったままな)のに、路線名が変わっただけで「乗り換え」と表示されるというバグだ。これはたまに出張で東京に出かけるアタシにとっては、致命的なバグだった。

 機能的にはNAVITIMEの方が数段上なのだが、NAVITIMEのiPhone用アプリは腐っているので、NAVITIMEというサービスごと見捨てた。どう腐っているかを説明する気にもなれないくらい腐っているので、たとえ300円/月とはいえ利用料を払ってまで使いたくない。

 駅探は機能は低いが必要なことはちゃんとやってくれるし、ユーザインタフェースもiPhoneらしくて使いやすい。それでいて、無料だ。

 iPhoneを手に入れた翌日に解約してしまったauの東芝端末から使うEZナビウォーク、その実体はNAVITIMEだったのだが、この快適さをいまでも思い出す。よくもまぁこのすばらしい機能にあんな頭陀袋のようなユーザインタフェースをかぶせたものだ。経営者も、iPhone版NAVITIMEの開発陣も、未来永劫呪われるべし。

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 買い物から戻ってきたら、昨日のMacFanに続いて今日はMacPeopleが届いていた。どちらも定期購読している雑誌で、発売日はおなじなのだがなぜか我が家にはMacPeopleが1日遅れて届く。その方が1冊ずつゆっくりと読めるので、特に不満はないのだが。

 MobileMeの特集が組まれていて、なかなか読み応えがある。Entourageとも同期できるのか。なるほどなぁ。

 同期で思い出して、久しぶりにMissingSyncをたたき起こしてWindows Mobile機であるAdvanced/W-ZERO3[es]とも連絡先と予定表の同期を取る。このあと連絡先だけW-ZERO3からH11Tに赤外線でデータを送り込んでやると、全端末で同期完了。以前はそれほどの手間とも思わずにやっていたのだが、MobileMeを中心に置いた自動同期を味わってしまうと、なんだか石器時代に戻ったような気分になる。

 さて、イッパイ飲るか。







 …アタシって、もしかして同期フェチ?