ズッキーニの味噌煮込みBlog版

コンピュータのこと、食べ物のこと、なんでもないこと、とんでもないこと。

iPhone用mixiは近年まれに見るゲロなアプリ

2008年08月15日 09時58分36秒 | Weblog
 さんざん叩かれているので、改めてここではやらない。怒り、嘆き、呆れた人々の感想をどうしても見たい人は、iPhoneのApp Storeから"mixi"というキーワードで検索して、2008/08/15の朝で98件ほどあるレビューをどうぞ。

 そこまでしたくない(できない)人は、「このアプリにはマイミク日記のタイトル表示の機能はあるが、内容については数行のプレビューすら表示する機能がない」ということでおおよその雰囲気を味わって(笑)いただきたい。

 もう少し書いておくと、プレビュー機能はないが内容を表示する機能はあって、なんとSafariをURL付きで自動起動してくれるのだ。ランチャかよ、おまえは。

 さらに驚くべき事実を書くと、この開いたSafariが表示するのはmixiのログイン画面で、IDもパスワードも改めて自分で入力しなければならないのだ。タイトル一覧が出ることからわかるように、このmixiアプリにはIDとパスワードを設定する必要がある。だから知っているのに、改めてログイン画面から入力させているわけだ。

※ ほーら、そろそろお口の中が酸っぱくなってきたでしょ?

 そもそもiPhoneは、iPodと電話を除けば複数アプリの同時実行(常駐)を許していない。mixiアプリもSafariもアプリなので、Safariで日記の内容を読んだ後はいったんSafariをクローズし、改めてmixiアプリを起動して、またタイトル一覧を表示しないとつぎのマイミク日記が読めない。

※ ほーら、だんだんゲロ吐きそうになってきたでしょ?

 これを「間に合わせ」と評したレビューがあったが、それは間違っている。間に合っていないのだから。まぁこれは冗談。

    *

 長らくソフト開発の現場にいた人間として想像を語ってみる。

 このアプリは開発現場の新人君が新入社員教育のひとつとして開発を命じられたものだ。

上司:お、どうかね。例のmixiアプリは進んどるかね。
新人:あー、はぁ、なんとか…。
上司:どれどれ見せてごらん。ほー、動いとるじゃないか。
新人:いやまぁ、はぁ。タイトル一覧は出るようになりましたが、まだ中身が。
上司:うんうん、そうだな。まぁしかし新人でここまで来たら立派なもんだ。
新人:はぁ(ほっ)。
上司:これ、ちょっとSafariを叩いてみろ。
新人:は?
上司:だから、日記のタイトルからSafariにURLを渡してみるんだよ。
新人:あ、それならすぐに…これでいいですか?
上司:オッケー。ログイン画面が出ちゃってるが、URLは取れてるってことだ。
新人:そそ、そうすね。
上司:もう少しだな。頑張りたまえ。
新人:はい、ありがとうございます。

 というレベルのものを出しちゃった。なぜ「出しちゃった」かは不明だが。

 まことに、「近年まれに見るクソなアプリ」という別の人のレビューは正しい。「こんなもの出すヒマがあったら、せめてmixiMobileから入れるようにしろよ」という感想も、実にまっとうだ。

 しかしいまだに引っ込めないところを見ると、「間違って出しちゃった」のではなさそうだ。昨日の夕方にアップデートがあったが、なんだかバグが減ったとかなんとか。そういう問題ではないと思うが。

 いったいなにが起きてい[た|る]のか、そっちの方に興味がある。