ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

ボルネオ紀行 タビン野生動物保護区 その4/コシアカキヌバネドリ キミミクモカリドリ サトウチョウ等

2023-09-26 | ボルネオ
コシアカキヌバネドリ 2023年9月2日 ボルネオ タビン野生動物保護区

9月2日タビン野生動物保護区にて(続き);午前11時ごろ保護区内を歩いていると「Trogon!!」とのガイドさんの声。おおっ!と示す方を探すと、ついに期待していたキヌバネドリがその美しい姿を見せてくれました。下面全体と腰が日本ではお目にかかれない様な真紅です。美しい!!感激の一瞬でした。ボルネオで見られる6種のキヌバネドリの中では一番小さい、と言ってもブッポウソウぐらいの大きさがあるコシアカキヌバネドリ(Scarlet-rumped Trogon)の♂でした。
木の隙間からだったので見えにくかったのですが、何と開けた所に出てくれて、しかも、数分間、じっとしてくれました。大サービスです。

お陰様で、撮影条件も変えてしっかり撮ることが出来ました。大満足で午前中の探索を終えて戻り、昼食後は自由時間、少し休憩して、宿の周りを散策しました。開けたところでは、ルリノドハチクイが採餌に余念がありません。
キタカササギサイチョウ♂も比較的見やすい所に出てくれました。夜に寝ていたペアでしょうか、この辺りを縄張りにしているのでしょう。
ペアなので、♀も近くにいます。
最初は珍しかったシロハラアナツバメですが、そこら中を飛び回って、色合いも地味なので、段々と無視する様になりますが、飛んでいるところを何とか収めようとカメラを向けました。
さて、今日のナイトツアーは夕方の陽のあるうちに出発して、日暮れを待ち、午後8時ぐらいには帰ってゆっくり夕食を取るという工程でした。宿を離れて、ヤシ畑とジャングルの境界の開けた道を進みます。するとツバメがいました。見るとただのツバメです。日本かどうかはわかりませんが、北方での繁殖を終えて戻ってきたのでしょう。ただ、例年よりは早いとの事、何故でしょうね。
草むらにはセッカの仲間であるアオハウチワドリ(Yellow-bellied Prinia)が出てくれました。ウチワドリと言うだけあって、尾羽が長いですね。拡げたところを撮りたかったです。
遠くの高い木に何種類かの鳥が来ています。花か実か虫か分かりませんが、餌が豊富なのでしょう。キミミクモカリドリ(Yellow-eared Spiderhunter)です。タイヨウチョウよりは長い湾曲した嘴を持ち、羽を拡げると長距離は飛べない様な丸い形です。
小さなインコの仲間、サトウチョウ(Blue-crowned Hanging-Parrot)の♂もいました。喉元が赤く、逆さになって食事中。もっと近くで見たかったですが、それにしてもサトウチョウとは名前の佐藤さんに関係あるでしょうか?
遠くて見にくい事が多いですが、コシアカキヌバネドリの様にサービスしてくれるとボルネオに来て良かったなとつくづく思います。

次回は日暮れから夜のナイトツアーの後半で、いい条件でたっぷり撮れたルリノドハチクイ、キタカササギサイチョウ、カザリオウチュウ、ミナミカンムリワシなどをアップしたいと思います。ご覧いただきありがとうございます。


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