ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

九州(諫早干拓地/出水)紀行2021年1月 その3 アネハヅル マナヅル ナベヅル ヘラサギ コクマルガラス等

2021-02-15 | 九州

アネハヅル 1月7日出水市ツル観察センター

1月7日前半、出水:朝焼けバックの寝ぐら立ちを撮りたいと日の出前に起きたものの外は雨!ガックリして宿でグズグズしていましたが、8時過ぎには雨も止んできたので出発。東干拓地に先ず入りました。すると田んぼで採食しているヒドリガモの群れが迎えてくれました。
早朝時間帯は採食地への移動等で、飛んでいるツルが多い。ナベヅルです。
こちらは朝食を済ませたのか、ちょっと寛いだ感じです。
東干拓地の水田んぼ、寝ぐらになっている様ですが、ツル達はもうあまり残ってはいません。水田んぼの奥にツクシガモが見えています。
霧の残る山をバックに飛ぶナベヅルですが、山水画風になりますね。
声を出しながら飛んでくるマナヅル。
水路では採食中のヘラサギ7羽。驚いて出て来る魚を狙っているのかダイサギ、コサギ等サギ類が必ずそばに貼り付いています。
9時に開く観察センターに入場。アネハヅルは午前中はここからよく見えるとのことで、屋上に上がって探索開始。ところが、どこを見てもナベツルとマナヅルばかり、こりゃ無理かなと思っているとセンターのガイドさんが出勤。アネハヅルはどこでしょう?とお聞きすると難なく発見してくださいました。やっぱり頼るべきはガイドさんです。遠くのナベヅルに混じって首から背中が灰色一色のアネハヅルが目に飛び込んできました。最初顔を埋めて休んでいたので、ちょっと見つかり難かったのかもしれません。顔を上げると頭部の飾りバネもはっきり見えます。
ナベヅルと向き合うと少し小さいぐらいですが、頭部は随分小さいです。
あまりの遠いので、2xのテレコンを付けてみました。
餌を置いたあたりはご覧の通り、この中に混じると見つけるのは大変でした!無事にアネハヅルが見つかり嬉しい限りです。
しばらく観ていると雪が舞う様になり、風も強くなって館内に退避。ガイドさんとしばらくお喋りして、少し小降りになったところで出動。ちょうどお昼だったので、センター敷地内のお店で、揚げ餅や唐揚げなどで昼食を取っていると2人の女子中学生もお昼中、聞くとセンターでボランティアのガイドをしているとの事。町を上げて鶴を大事にしているだという事が伝わって来ます。これだけの鶴が集結するのは日本でここだけですからね、いつまでもこうあって欲しいと願わずにはいられません。ただ、1箇所に集中していた方が良いのか、広く分散した方が良いのかは、簡単に結論づけられることでは無いので難しい問題です。さて、センターを後にして西干拓地を回ってみました。時折雪が強くなったおかげで雪景色のツル達を撮る事ができました。
西干拓地の堤防にある道路は少し高くなっているので、写真の様に見下ろす感じなります。この集団は大部分がマナヅルですが、ミヤマガラスも飛び交っています。
望遠で撮るとこんな感じですが、飛び交っているミヤマガラスをよく見ると少し小さい黒色型(幼鳥)のコクマルガラスが混じっていました。成鳥である白黒のパンダ型は見つかりませんでした。
雪は強くなったり弱くなったり、強くなった時に雪が映り込む様にしてみました。
少しシャッタースピードを下げると雪が流れてこんな感じで。
ナベヅルの幼鳥が「寒いよ〜!」とでも言っている様な。
牧草なのか緑の草の上だと雪も映えていい感じです。
バックが黒いと雪がよく見えますね。
南国鹿児島で思わぬ雪とのコラボを撮る事ができました。しかし、寒い!です。

次回はこの続きで、7日午後2時ごろから日暮れまでの様子をアップします。カナダヅル、クロヅルなども見つかりました。