ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

九州(諫早干拓地/出水)紀行2021年1月 その2 マナヅル ナベヅル ハイイロチュウヒ カツオドリ ヘラサギ等

2021-02-09 | 九州
マナヅル 1月5日諫早干拓地

1月5日午後 諫早干拓地:午後は吾妻干拓地からスタート。水路なども探索するもナベコウの姿なし。田んぼで鶴の声が響く方を見るとナベヅルの数百羽の群れがいました。家族単位で大きな群れを形成している様で、出水から分散しているのでしょうか。
諫早干拓地の中でナベコウがよく目撃されたというポイントを中心に探索しながら再び中央干拓地に移動。干拓地先端の広大な芦原に行くと2羽のハイイロチュウヒが遊んでいました。
中央干拓地の猛禽はハイチュウの他にチョウゲンボウがいました。
午前中にハイイロチュウヒ♂のいたポイントに立ち寄ると‥‥いました!同じ畑の上を飛んでいます。
森山干拓地に再び移動。マナヅルはここに来ていました。その背後には雲仙が望めます。
日暮れ近くになって水路付近の小高い場所でねぐら帰りなどを狙いましたが、成果なく5日は終了。

1月6日午前 諫早干拓地:水路脇の少し小高い場所で採食地に向かう飛翔を狙うとナベヅル、マナヅル などが飛んで行きました。真上を通過する5,6羽の白い大きな鳥がいて、よく見るとヘラサギで、北の方に飛んで行きました。干拓地内ではその姿を見ることはありませんでしたが。
森山干拓地を回るとマナヅル がいました。
昨日とほぼ同じ場所にアトリの集団も。
今日はマナヅルとナベヅルが混群になって採餌中。
午前中探索を続けましたが、ナベコウの気配もないので、諫早干拓地を後にして鹿児島県の出水市に移動することに。陸路を通ると大回りなので、島原港からフェリーで熊本港に渡る事にしました。高速フェリーでわずか30分の船旅です。島原港への移動途中、雲仙岳が間近に迫って来ます。30年前の火砕流で43人が犠牲になった事が思い出され、噴火を思わせる荒々しい山肌が印象的です。
島原港でフェリーに乗り込み、有明海を横断し熊本港に近づくとカモメが何羽もやって来ます。またズグロかなと思ってよく見るとユリカモメでした。みんなユリカモメで、九州にも結構いるんもんですね。
少し大きな海鳥が飛んでいるので、見ると何とカツオドリ!数十羽の群れがいる様で岸壁にも並んでいました。冬に熊本まで来ているですね。
熊本港に到着し、一路南下して2時間足らずで鹿児島県に入りました。出水市は県境近くなので、意外に早く着いた気がします。先ずは東干拓地からスタートしましたが時刻は16時半で日没まで後わずかしかありません。でもここは万羽ヅルの地、どこを見渡しても鶴、つる、ツル。マナヅルもそこかしこにいて、諫早干拓地とは桁が違います。
水路から飛び立つサギを見るとヘラサギ。田んぼの様な地面に立った姿を初めて見ました。
到着が夕刻なので、早くも日没、ツル達がねぐらに帰って来ます。生憎天気が今ひとつで、茜色の夕焼けバックは望めませんでした。
寒波の影響か東シナ海に面しているからか南国鹿児島なのに寒い!今夜の宿に引き上げてこの日は終了しました。
次回は翌日1月7日の前半の鶴達の様子をアップする予定です。ご覧頂きありがとうございます。