ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

伊豆沼/蕪栗沼紀行2020年11月 その1 シジュウカラガン カリガネ マガン ヒシクイ オオハクチョウ

2020-12-17 | 東北地方
シジュウカラガン 11月28日宮城県大崎市

壮大な命のドラマを感じる10万羽のガンが飛び交う様を見ようと11月28日〜30日に伊豆沼/蕪栗沼に遠征して来ました。3年前はツアーでの遠征でしたが、満月に合わせた11月初旬だったせいかシジュウカラガンは未着。一人で出かけた11月末の今回はシジュウカラガン、カリガネ、ハクガン、マガン、ヒシクイの5種のガン達と無事会うことが出来ました。お天気は晴れたり曇ったりと不安定で、塒入り、塒立ち時にスッキリした空には恵まれませんでしたが、何とか雁と月、茜色の空とのコラボも撮ることが出来ました。
11月28日大崎市、登米市、蕪栗沼:午前6時ごろ自宅を出発するもいきなり浦和あたりで、事故渋滞に捕まり、1時間ほどロスしてお昼前になんとか現地到着でした。東北道の三本木ICを降りて北上し、先ずは大崎市北浦付近を探索。道の側の田んぼには早速マガンの群れが迎えてくれて、ガンの里に来たな!と期待感が膨らみます。
いくつかのマガンの群れを見ていると中に早速シジュウカラガンが混じっている群れがありましたが逆光で今一つ。暫くするとシジュウカラガンが群れで飛んで来て、順光側の田んぼに降り立ってくれました。
警戒心の強いマガンと違ってシジュウカラガンは少し緩めのようで、車から降りて近づくと首を伸ばして警戒しているものの飛び立つ様子はありません。日も陰ってしっかり撮ることが出来ました。
伸びをして灰色の足を見せてくれました。
家族単位でいるのでしょうが、成鳥と幼鳥の区別がつきません。左の胸の黒いのは幼鳥でしょうかね?
マガンも飛び交って、4羽が上手くシンクロして羽ばたいてくれました。
この辺りは住宅が多くて低く飛ぶと背景に入って来ます。ガンの里らしいですね。
無事シジュウカラガンとも出会えた😁 ので、北上して長沼付近のカリガネのポイントに向かいました。マガンの群れを順次チェックしますが、中々カリガネが見つかりません。アイリングがある!と思ってもよく見るとマガン、ちょっと紛らわしいのもいます。
そして遂にいましたいました。ちょっと小柄、はっきりしたアイリング、ピンクの嘴、間違いなくカリガネです。やっぱりカリガネはなんか可愛らしいですね😍 。傍らで夢中で食事しているのは、多分子供でしょう。親は警戒してこちらを見ています。
さらに探索すると別のカリガネ達と遭遇。4羽の家族でしょうね。
順調にカリガネもゲットしたので、蕪栗沼の塒入り向かいましたが、時々しぐれるように雨がぱらつく中、蕪栗沼の北側駐車場に到着。沼の東岸を南下して水面が見える位置にカメラを据えて次々に帰ってくるマガンを狙います。沼上空を飛んでいる少し大きなガンを写すと、ヒシクイでした。亜種オオヒシクイですね。
マガンが続々帰還して来ますが、この日は厚い雲に覆われているせいか西の空は鉛色、遠景はこんな感じです。
次々と沼に舞い降りて来ます。今日の降下の様子はすーと降りる感じでした。
白鳥はみんなオオハクチョウの様でした。
雨はすっかり止みましたが、西の空は厚い雲でびっしり覆われていました。ふと東の空を見ると何と、薄い雲に覆われていますが、月がちゃんと見えます。満月ちょっと前です。月面を通過するのを待ち受けてシャッターを押します。「月と雁」もかろうじてゲット出来ました😅
ズームレンズで、低望遠にしたりして写してみました。
段々と空が暗くなって来て、徐々にシルエットが背景に溶け込む様になります。
茜色には染まらなかったものの月は無事出てくれ、やれやれとこの日の鳥見を終えました。
次回は29日の午前編で、塒立ちとカリガネ、シジュウカラガン等をアップする予定です。ご覧頂きありがとうございます。