ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

宮古島紀行2020年 その5 キンバト オオクイナ アカショウビン サンコウチョウ等

2020-07-22 | 琉球地方

キンバト♂  宮古島大野山林

6月21日15時〜18時宮古島大野山林: お昼過ぎに伊良部島から戻って宮古島の南西部の耕作地を軽く回ってみましたが成果なく、15時前には大野山林の竜の池で、ブラインドを張って待っていると、15時10分頃、早速オオクイナ♂。写真を見ていただくと頭部に蜘蛛の巣がしっかりついています。森の地面を歩き回っていると、そりゃあ付くでしょうね。うっとしいので、よく水浴びに来るんでしょうかね。
オオクイナ は辺りを警戒しながらゆっくりと水に入って行きます。
そして盛大に水を跳ね飛ばしながら水浴びを始めました。
水浴びを終えた♂が立ち去った後、5分もしないうちに今度は頭部が褐色のオオクイナの♀成鳥がやって来ました。やはり午後の方がよく出るようですね。
やっぱり水を跳ね飛ばして盛大に水浴び。
その30分後、亜種リュウキュウサンコウチョウ♀が来ました。水浴びを何とか撮ろうと水面を狙うと‥‥ブレブレですが、辛うじて写ってくれました。シャッタースピードを上げるのを忘れてました。
その20分後、今度はキンバト♂ が来てくれました。眉斑の白色が薄く、赤みが薄いので、若い♂でしょうか。
すぐに行ってしまいましたが、その10分後、またまたオオクイナ♂成鳥が登場!本当によく出てくれます。胸元に少し蜘蛛の巣が付いてますが、割とすっきりきれいな♂です。
ちょっと水も飲んで‥‥
正面顔も見せて‥‥辺りをウロウロ。
それから20分程たった頃、まだ17時前だというのに妙に暗くなって来ました。雲が厚いのかな〜と思っている時、亜種リュウキュウアカショウビン登場。池上の太い横枝に止まっていましたが、水浴びしないですぐに行ってしまいました。
ところで、待っている場所の周りはクワズイモだらけで、その葉っぱにモリバッタやらマダラコオロギがよく止まっています。アカショウビンの餌になるのだそうですが、結構たくさんいるので、餌には困らないのでしょうね。これは、マダラコオロギの幼生です。
それにしても今日は暗いな〜と思い、まだ午後5時だけど、森は引き揚げましょうという事で、ブラインドを畳んで、青少年センターの前庭まで来ると、大勢の人が観察会をしています。あっ!今日は日食だった!すっかり忘れていました。皆さんに混じってサングラスを借りて早速観察。お手製のフィルターをお借りして、太陽を撮ると雲はありますが、見事に欠けた太陽が写せました。先島諸島が日本では食が最大になりますので、ちょっと極大は過ぎていましたが、綺麗な三日月に見えました。台湾では、皆既日食だし、こんなに欠けていれば森の中が暗くなるのは当たり前でしたね。
太陽がだんだん顔を出すと、まだまだ明るいですが、森に戻るのも何なので、林道や畑を回って見ることにしました。まず大野山林を横切っている林道を走って見ると、遠くに鳩が見えました。少し小型なのでゆっくり近づくと、やっぱりキンバト♂でした。道端で餌を啄んでいるようでした。
あまり近づけませんでしたが、道の脇の少し開けた地面にキンバトをまたまた発見。3羽ぐらいいましたが、しっかり撮れたのはこの1羽の♂でした。
時刻はまだ18時。まだまだ明るいので、山林近くのさとうきび畑を流してみましたが、ミフウズラは残念賞。遠くにシロハラクイナがいたぐらいでした。今回自力でミフウズラが見つからなかったのは、ちょっと悔しいですが、とにかく本命のアカショウビン、キンバト、オオクイナはしっかり撮れたので遠征は大成功だと自己満足、宿に戻って、初日の居酒屋に行ってみると、本若さんとツアー第3陣の面々がいらっしゃいました。こちらの成果を見せびらかして、ちょっといい気分。情報交換すると、伊良部島でオオアジサシが出たとのことなので、明日の朝一番は伊良部島のポイントに向かうことにしました。その成果と最終日の大野山林は次回で。