後輪モーター駆動式4WDの欠点

実際にトヨタの後輪モーター駆動式4WD、ハイブリッドRVに乗っている人に聞いた話なので、信ぴょう性は高い。

この人、スキー好きで、冬場になると頻繁にスキーに出掛ける。東北の標高の高いスキー場へ向かっている時のこと、後輪の駆動が無くなり、RV車はFF車になってしまった。

バッテリーに充電されるのは主に減速時で、こうして貯めた電気で後輪のモーターを駆動する。なので、上り坂が続く場合には充電されず、しかも路面の摩擦が少ないために、後輪は駆動されっ放し、バッテリーは減る一方となる。

で、とうとうバッテリーが無くなって後輪は駆動されず、上り坂の雪道で彼のRV車はFFとなった。

ハイブリッドでない普通の4WDは、エンジンの出力をセンターデフで前後に分配する。彼のハイブリッドRV車はFFベースでセンターデフが無く、後輪の駆動はモーターだけだったので、こう言う事態になった。

ハイブリッドRV車は燃費が良いのだが、方式によっては弱点もある訳だ。新しい三菱のアウトランダーにもハイブリッドが追加になるそうだが、前後にモーターを持つらしく、こう言う弱点は解消されているだろうか？