ヒデマル的日常生活

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イスラム国の人質問題が複雑化している

2015年02月01日 | ニュース
イスラム国で人質になっている後藤さんの解放にはヨルダンの協力が欠かせないのだが、ヨルダン人パイロットの人質がイスラム国にとって非常に有効で、複雑かつ長期化すると言う解説を聞いて、なるほどな、と納得した。

それにはヨルダンの国際関係、立ち位置が関わってくる。ヨルダンは中東でも親欧米国家で、イスラム国への空爆に拠点を提供している。

シリア、パレスチナからの難民も多い。

軍事費など、欧米からの援助が不可欠なのだそうだ。

ヨルダン人パイロットの人質を交渉に使うことによって、空爆やヨルダン国内の世論、難民の動静など、色々と揺さぶることができ、加えて日本人人質で日本との友好関係にも影響を与えるなど、非常に効果的なのだそうだ。

ヨルダン人パイロットの価値は、生存確認のために人質を解放しなければならない可能性もあるらしい。

つまり交渉の上では、ヨルダン人パイロットの人質が非常に有効なカードになっていて、且つその価値をイスラム国が吊り上げようとしているのでまとまらず、長引かせようという意図もあるらしいのだ。

非常に複雑だし、こう言った交渉には情報収集と経験とルートが必要で、CIAやKGBなどスパイス組織を持たない日本はからっきしな訳だ。ヨルダンでさえ政府が直接交渉しているわけでなく、部族や宗教指導者などのルートを経由しているとのことだ。

リビアの油田での日本人殺害、大使館の占拠、今回の人質など、日本人が海外でテロに巻き込まれることは増える一方だろう。

日本はスパイ天国と言われるほど、スパイ行為に罰則が軽く、諜報活動も拙い。
国家安全保障局がそれらを担って行くのだろうが、日本人が毛嫌いし易い行為を強化していくことが、日本人の安全確保に益々必要になって来るのではないだろうか?
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