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原発汚染水対策(その 5 ) 海に捨てるのは十二年待て!逆さピラミッド貯蔵池

2021-04-13 14:56:02 | 発明アイディアの部屋

菅政権が福島原発のトリチウム汚染水を海に捨てる方針を決定した。
心配していた通りになった。
基準値以下に薄めて捨てるから問題はない!と言ってるが、
しかし、それは海水等で薄めて海に捨てるのだから、直接海に捨てる事と同じ事だ。
問題は、量なのに、それは言わずに胡麻化している。
誰もが納得する解決方法は、以前に私が提案したように、さらにトリチウムの半減期の12年の間人工池を造成して貯蔵する事だと思う。
この半減期は、原発から出る放射性物質の中では比較的短いものだ。
例えば、セシウム137は約30年、ストロンチウム90は約29年なので、それに比べればずいぶん短い方である。
トリチウムの半減期が12年と言う事は、12年経てば放射能は1/にに半減し、24年経てば1/4に減り、36年経てば1/8に減少すると言う事だ。
現在の汚染水の放射能の値は1リットル当たり95万ベクレルで、海に流してもよいと言う国の基準値の16倍だと言われる。
これが、6万ベクレル以下ならば海に流せる。
もし、現在16倍の放射能の汚染水を12年貯めておけば半減して8倍に減り、24年蓄えればさらに半減して4倍になり、36年後には2倍の量に減る。
2倍の汚染水ならば同量の水で薄めて海に流す事ができる訳だ。
つまり、36年貯蔵しておいてから海に流す、と言う事である。
ここまで努力すれば国内外からも理解が得られ地元で心配されている風評被害も起こらないと思う。
第一に世界に対して日本と言う国の信用が増すと思う。
この解決方法が今のところベストだと思う。
この実現のために、それほどコストのかからない私が以前から提案している逆さピラミッド貯蔵池を検討すべきだと思う。
菅政権では、以前に私がブログで提案していた
1、豪雨時のダムの事前放流、
2、日本の脱炭素への転換
 等を着手してくれたので、今回も、是非とも検討してほしいと思う。

参考、逆さピラミッド貯蔵池案!

1、縦と横100m以上の地面を掘って、ピラミッドを逆さにしたような貯水池を造る。
これはブルドーザーやダンプカーやショベルの重機があればできる。(もちろん、出た土は周囲に盛り上げるので池の深さや貯蔵量が増える)
経費は燃料とまんなわーだけだから、日にちさえかけて急がなければタンク設置ほどのコストがかからないと思う。

2、掘り終わったら、丈夫なシーとを広く張り合わせて水が漏れないように底部全面に敷く。(掘る時に粘土が出れば、池の底部広くに敷き詰めれば理想的である)

3、この貯水池にタンクの汚水水をポンプでどんどん移動させる。
貯水池の深さは、土質にもよるが数十m以上あれば数十万トンは蓄えられる。
池に汚染水を入れたら、表面全面を丈夫なシートで覆う。
豪雨等はシートの上に貯めて、後日にポンプで排水する。
この方法ならば、豪雨も入る事なく、台風の風や地震にも耐えられる。
この逆さピラミッド貯水池を順番に造っていけば、数百万トンでも汚染水を貯蔵できる事になる。
(現在敷地内の1000基ほどのタンクに溜っている汚染水は120万トンほどと言われる)

以上

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1 コメント

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原発冷却水の処理 (武澤俊夫)
2021-11-16 18:25:39
原発冷却水処理は海洋投棄になりそうですがトリチュウム・セシュウムを分解無害化する方法があります。と言っても誰もすぐには信用してくれないと思います。それで実証実験したいのですが、冷却処理水は東電にお願いすれば、出してもらえるものでしょうか?
出来たら早急に実施したいと思います。

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