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私の考える人工知能 ai おしゃべり人形!

2015-03-05 18:34:24 | 発明アイディアの部屋

人工知能と言えば、初期はチェスで、最近は将棋で、またクイズ番組で人間に勝ったワトソン等が有名である。
先日もクローズアプ現代でも取り上げられていた。
今のところ人口知能といえども、選択の判断基準は人間が設定しているが、将来は人口知能自身が、その判断基準を見い出し、それに基づいて判断してゆくと言われている。
そうなると、もはや独立した人格のようになりそうだ。
さて、今回私が人口知能の事を話題にしたのは、そんな高尚な事でなく、もっと身近な単純な事がきっかけである。
それは、少し前に、オモチャの「おしゃべり人形」を買いたいと思った事だ。
そのおしゃべり人形とは、「おしゃべりマー君」と言う幼児の人形である。
16000円と高価なので、まだ購入していないが、(代わりに安価な手乗りチュチュを買った)それを紹介している本やユーチューブで、その(おしゃべりマー君)の受け答えを聞いて、面白そう!と興味を持った。
答え方が700通りも組み込まれていて、どの答えが返って来るか予測ができないようだ。
思いがけない答えに、面白さを感じた。
よく幼い子などをからかっている時に感じる面白さだ。
例えば、
「マー君、出かけるよ」
と声をかけると、
「あっ、僕も行きたいよ、連れてって」
とマー君が答える。
「ダメよ」
と言うと、
「えーっつ、ダメなの、じゃあ早く帰って来て、いってらしゃい」
等と如何にも寂しがる答えをする。
かと思えば、別の時に、同じように、
「マー君、出かけるよ」
と言うと、
「ああ、いいよ、いってらっしゃい、僕一人で遊んでいるよ」
等と、今度は何でもないようにケロッ!と答えたりする。
こんな受け答えの一部を聞いていると、まだ他に応え方があるのか、どんな答え方をするのか、興味深々、購入してもっと質問したくなる。
また、こんなふうに答えたら、もっと面白いだろうな、なんて想像したりするのもさらに面白い。
例えば、それを具体化、商品化して、答え方を自由に作成できる音声人形が発売されたとする。
両親がそれを買ってきて、幼い子が答え方をたくさん入力して、お爺さんやお婆さんにプレゼントする。
そうすれば、爺や婆達はまるで孫と話しているような気になって喜ぶ事だろうと想う。
子供達の答え方は、まだ知識や言葉も少ないから、そんなに多くないと想う。
これ等をすべて組み込んで、ランダムに答えるようにすれば、本物の子供と大差がないのではないだろうか?
そうなると、いったい知能とは何か?等と、根本的な問題に足を突っ込む事になりそうだ。
前述のように、幼児の場合は、複雑な事を考えたり言ったりする事はなく、単純な言葉や行動ですべてを表現できる。
とすれば、この幼児をモデルにした人形も、限りある何通りの言葉や行動で、すべてを表現できる訳だ。
およそ大人が言いそうなすべての質問を設定して、それ等に対するすべての通りの答えを設けて、ランダムに答えるようにすれば、かなり本物の人間の幼児に近づくのではないか。
また、各何通りかの答えには、正確の強弱等の要素も付けておいて、初めにその幼児の性格を決定しておいて、その性格に合う答え方だけを選択すれば、性格や個性が出て来ると想う。
ここで話が少し深入りするが、よく個性!個性!と言われるが、その個性やまたその個性の表れである性格って何だろうか?と考えてみる事にする。
それ等は、よくよく考えれば、すべて行動で現れる。
例えば、ある時、ある場所で、人間は、無口、おしゃべり、キョロキョロ、黙想、ゲーム等
様々な行動を取り、それが個性や性格を表す事になる。
また、飲み物を勧められた時、コーヒーがいいです、紅茶がいいです、お茶がいいです、とか、コーヒーならば、ブラック、砂糖、ミルクなど何通りかの選択となる。
そして、その答え方も、はっきり大声、小声でうじうじ、ゆっくり、早口、高い声、低い声等々、色々なパターンの選択となる。
こうした日常のあらゆる場面を想定し、そのすべての行動パターンを並べる。
そうして、例えば、一人の人間が、アンケートのように、その場面場面で行動パターンを選択し、記録すれば、それが、その人間の個性や正確を表す事になるのではないか?
過去の人々の行動パターンをビッグデータとして、集積すれば、日本人やアメリカ人等の国民性や岩手県、鹿児島県などの地域制や気質、また血液型による共通性、また家庭環境の特徴等々も出て来るのではないか?
近頃、つくづく思う事は、若井頃の様々だった特徴的な個性も、お父さんやお爺さんになると、せいぜい数種類ぐらいの同じような性格に落ち着いてしまう事だ。
角が取れた!、丸くなった!とか、理屈ぽくなった!、頑固になった!とか、しゃべり方や行動が、皆同じようなタイプのお爺さんやお婆さんに集積してしまうような気がする。
特に、息子のしゃべり方や行動が、年齢と共に父親やお爺さんに似て来る場合も多い。
こうなると、個性や性格っていったい何なのか?と、さらに考え込んでしまう。
個性や性格が、まるで場と言うか、席や立場によって決まってしまうのである。
もし、過去の行動パターンから、将来のある場面での、その人の行動を予測する場合、こうした立場の変化等も考慮する必要がありそうだ。
そうした要素もビックデーターとして取り込めば、より正確な予想につながると思う。
話が飛ぶが、私は昔、どうして人間の精子が一mlに一億以上も存在するのか不思議に思った。
どうして大自然がこんな無駄な事をするのか腑に落ちなかった。
ところが、のちに、それは、より低いエネルギーで自由に選択できる方法だと想うようになった。
例えば、一個の大人の人間を自由に動かすには、かなりの物質的なエネルギーを必要とするが、数ミクロンと言う小さな精子を、億と言うたくさんの中から一個を選んで受精させる事は、極めて微笑のエネルギーで行う事ができる。
一般的には、強い精子の中の一個が偶然的に受精すると言われるが、もし何者かが意図的にコントロールしようと思えば、ほんのわずかのエネルギーでできるのである。
このようにおしゃべり人形の話す言葉や行動も膨大な選択子をビッグデーターとして設定し、それを乱数表など偶然的に選択すると言うようになれば、よっとしたら、同様に何者かが、その偶然性を意図的にコントロールして、言葉や行動を操るかも知れない。
もしかして、亡くなったばかりの幼児なんかが!
そうなったら、それはもう新しいおしゃべりヨリシロやヒモロギのような物だ。
アー、コワー!

(おわり)

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