jurgen's Heurige Blog (ゆるげんのブログ)

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看板猫のいるお店で猫飲み 家庭料理てまりさん3 (2211-4)

2023年06月02日 | 日記
2022年11月末に新橋のてまりさんで猫飲み。
前回のつづきです。

トラチがおねだり。
「お腹すいた!何かちょうだい!」

わしに言われても。。。
女将さんに伝えておきます。。。


久しぶりにブルーベリーサワー。
爽やかな甘さと香りでどのお料理にも合う。
どちらかというと女性向きかな。



久しぶりに焼サバ。
丁寧にじっくり時間をかけて焼かれたサバは皮がパリパリ、中はジューシー。
新鮮でぜんぜん生臭くないので、皮ごと食べられる。



ハルちゃん「ごはんはお客さんじゃなくて、マスターか女将さんに言いなさいよ」
トラチは空腹のあまり理性を失っていた模様。
ハルちゃんにつっこまれて我にかえる。



といわけで、マスターにごはんを要求するトラチ。
パンツくんもそれに便乗。



なんだかんだで、わしがトラチにごはんをあげることに。
猫好きのわしとしては、やぶさかではない。



ハルちゃん「何かわかった?」
小上がりにいるコツブちゃんにえびちゃんの様子を尋ねる。



コツブちゃん「血尿が出てる。明日は病院行きだね」
ハルちゃん&トラチ「えっ???」
突然のことで唖然とする兄妹。



ハルちゃん「きっと下腹部が痛くてじっとできなかったのね。。。」
トラチくん「こりゃ大変だ」



やがて「ギャっ」と悲鳴を漏らしながらあちこち歩き回るようになってしまったえびちゃん。
かなり痛いらしい。
休みたくて横になろうとすると、下腹部の痛いところに当たってしまう。
そのせいで一か所でじっとすることできなかったのか。

毛布があったので、それを何回か畳んでダンボールに入れてみる。
ダメもとの作戦。
そこにえびちゃんを寝かせたらようやっと落ち着いた!



柔らかい毛布がクッションになって、横になっても痛くない。
やがてスヤスヤと寝息をたて始める。
作戦が的中!
えびちゃんは横になっても痛くない場所を探すために、ずうっとあちこち歩きまわっていたのだ。

コツブちゃん「ようやっと落ち着いたみたいだね。一時はどうなるかと思ったよ」
 


キクちゃん「ひとまず安心だね。。」
キクちゃんのうしろで朦朧としているのはパンツくん。



トラチくん「お客さんの機転でえびちゃんが助かったよ、ありがとう」
いえいえ。。



マスターも女将さんも今日は忙しそうなので、看板までえびちゃんを看病することにします。
コツブちゃん「お願いね」



キクちゃん「血尿ということは、泌尿器関係?」
おそらくそんなところでしょう。あとは専門家に任せるしか。



ブルーベリーサワーをちびちびと飲りながら、えびちゃんの様子をモニター。
そうこうしているうちに、キクちゃんが珍しく小上がりで接客。



ハルちゃん「えびちゃんの様子はどう?」
ぐっすり寝ております。



キクちゃん「ここならえびちゃんが見えるからね」
ナルホド!
心配して見に来たんだね。優しいね。



時計はまもなく23時になろうとしていた。
よそのお客さんは皆はけた。
お店も料理の片付けに入り撤収体勢。
トラチくん「今日は大変だったね。。」



ハルちゃん「えびちゃんにもしものことがあったらどうしよう。。(泣)」
ヨチャロウくん「ぼくらにできることは祈るしか。。」



キクちゃん「今夜は長くなりそう。また来てね」
はい、もしかすると明日も様子見に来るかも。。。
 


いつもと違って、店内は重く沈んだ空気に。。。
できることはやったので、あとは病院にお任せするしかない。



後ろ髪を引かれる思いで帰路に。
やがて看板の灯も消える。



というわけで、今回の猫飲みはこのへんでお開き。
えびちゃんが心配でその夜はぜんぜん眠れなった。