白黒一家

ネコ暮らし

神様のお使い

2007-03-26 18:34:54 | にゃん魂
自分と人間と自分と・・・・
自分が何なのか、自分を信じられなかったあの頃に
私を助けてくれたのは、1匹のネコだった。

私ってどうやってこんな人間になったのだろうと思いながら
新しい自分を模索している頃は、友達もなく
ただ、自分との戦いだった。
今思えば、それがあるから今があるわけで
人生初めての挫折だったと思うし、考えた時期だった。
それでも、人間との関係がないことは淋しいとは思わなかったし
逆に、周りに人間を置く事が怖かった。
そんな、普通とはいえない毎日の中で
突然、私の心の中に入り込んできたのが「おかあさん」である。

「おかあさん」というネコが私をネコの世界に連れて行ってくれた。
産まれてこの方、ネコという動物と接点がなかった私。
興味がないという言い方をすれば、ある意味ピッタリだ。
思考回路の中にネコという単語がなかったのだ。
なんて勿体無いことをしてきたのかと思うけれど
きっと世の中にはそういう人も多いと思う。
感心がないのだ。
ネコや犬に出会えてないから。
私もそうだったからわかる事が多い。
ネコは、触ったらつぶれてしまいそうで怖かったし
(触ってもつぶれはしないしむしろ怪我が耐えない)
ネコに噛まれたら病気になるかも知れないと思う人もいるかもだけど
(病気になるどころか活力がみなぎる(笑))
ネコは、肉食動物だから雑食なものは食べない
(何でも食べると思ってた)
知らないことだらけだった。

全てはおかあさんが私を推薦してくれたおかげだった。
おかあさんが「この子はきっとネコの役に立ちますよ」
そう言ってネコの神様にお願いしてくれたんだ。
だからこそ、おかあさんと出会ってから私の周りにはネコが耐えない。
全てのネコの原点はおかあさんにある。

月に1度ほど、おかあさんに会いに行く。
すぐに私だとわかってくれて足元に走ってきてくれる。
昨日はおかあさんに会えた日だ。
6年前に比べるとおかあさんはずいぶん老けてきた。
だけどいつもと変わらない声、しぐさ。
彼女に会うと幸せで、彼女と出会えた事が本当に幸せだと思う。
私の恩人は間違えなくおかあさんだし
おかあさんに推薦して貰えたからには、ネコの役にたたなきゃいけないなぁ。


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