1gの勇気

奥手な人の思考と試行

ここにもIT知らず

2006-02-18 22:51:24 | 1gの観方
民主党...信憑性って

武部幹事長の次男に堀江氏が3000万円の入金を指示した問題。
民主党が追いつめられてる。...って当然だ。
自民党は武部氏が次男の経営する全ての会社(ってのもすごいの。)の通帳を調べた。

第三者の目で。だ。
で、そんな痕跡なしと判断。
全くやましいところはなくなったわけだ。(これが事実ならだけど。)

さて、民主党。
こちらもその指示したと言われるメールを公開。
ただし、メールの送信元・受信先を含む多数の場所が黒塗りだ。

...変でしょ。
まず。堀江氏が送ったメールだというなら、送信元は隠す必要がない。
それに...メールのプリントアウトなんて何の証拠にもならん。

そんなテキストファイルいくらでも偽造可能。
偽造で言えば、送信元も偽造可能だから、メール自体に証拠能力はない。
それをプリントアウトって...あんなんぼくでも作れる。

メールを証拠とするには、最低限次の情報が必要。
送信元メールサーバの、当該メールの送信記録。
受信先メールサーバの、当該メールの受信記録。

メール自体も、受信したパソコンに残るメールソフト内のメールとしてでないと、
なんの証拠にもならんのは、先に述べたとおり。(偽造可能。)
で、さらに、ひどい事実が一つ。

永田氏(民主党の議員)は、メールは入手した時点で一部黒塗りだったとしている。
...あの~。それは"電子"メールとは言えないのでは?
黒塗りゆうことは、紙だったということでしょ。

...そんなんが、証拠って...IT屋としてはちょっと悲しくなります。
昨日に続いて。
紙の電子メールなんて証拠になるか!

って、民主党関係者は誰か言わんかったんかいな。
民主党は関係者の言質も取ったとゆうとるが...だれの言質なのかはいわん。
身の危険を感じて暮らしてらっしゃるんだって。その人。

本当に危険ならば、国会議員たるもの、警察動かして保護すべきではないのか?
永田氏は、銀行名や口座名まで分かってるとゆうとる。
ならば、そっちを先に出すべきではないか?

どの銀行のどの口座に振り込んだか分かれば、調べればすぐに分かることではないか。
それもしないで、黒塗りの紙メール示して、これが証拠だ。だって。
...ママゴトでもしてるつもりかの。(IT屋にはママゴトにしかみえん。)

だいたいからして、仮にそのメールが本物だったとしても、
指示したというだけでは武部氏の次男は何の罪もない。
実際に振り込まれたかどうか、つまり受け取ったかどうかが問題なのだ。

その点にはまったく触れず。
民主党もまだまだ子供だの。
とても政権なんて任せられん。

慢性疲労症候群

2006-02-18 22:25:31 | 1gの思いつき
こんばんは。
水神です。
鬼武者3完了。端武者でした。だめだめです。

慢性疲労症候群やってた。(TVで。)
うむうむ。
脳に休めという指令を出す部分がくたびれているのが発端らしい。

結果、脳がくたびれて、自律神経がいまいちになり、
免疫系がうまく働かずに、各種ウイルスにやられまくって、
風邪に似た症状が長く続く。(微熱、倦怠感、のどの痛み等々)

ぼくもこれに随分悩まされた。
二年くらい調子が悪いのが続いたこともある。
最近はなくなったけど。風邪もひかんし。

理由はたぶん薬のせい。
抗不安剤はこんなことにも効くらしい。
まあ、原因は同じだろうし。効くわな。

張りつめた緊張感。つまりこれは脳がずーっと働き続けているってことだ。
で、脳に休めと指令するところ自体も疲れて、機能しなくなる。
抗不安剤はこの緊張感を強制的に取る薬。

脳を休ます薬と言ってもよい。
さて。ぼくはこのくすりと一生つき合っていくのでしょうか。
行くのでしょう。でも別に問題ない。

月に一度医者へ行かねばならん。
毎日薬を飲まねばならん。
それだけ。それだけで、人生が楽しくなるのなら、生涯つき合うのもまた一興。

どーせサプリメント毎日飲んでるし。
たぶん嫁さんもらっても飲むでしょ。
マルチビタミンはいらんにしても、鉄は飲まねばないので。

どうもぼくは鉄をうまく取り込めない体質のようなので。
これを飲まないと立ちくらみしまくりになります。
母親も同じ症状なので、遺伝でしょう。

ようやく分かった慢性疲労症候群のしくみ。
風邪の症状がが二週間とか一ヶ月とか続いたら疑ってみましょう。
きっと脳が疲れてます。

医者行っても慢性疲労症候群なんて診断してくれないからね。
専門医行くのもいいけれど、もっと簡単なのは、休むこと。
ぼけーっとしときましょう。やなことは一切思い出さずに。

きっと治ります。
あと、精神的に嫌だ~と思った時は会社をさぼりましょう。
水神は自分を守るために会社をさぼることをお勧めします。(遊びにならだめです。)

もったいない

2006-02-18 15:05:12 | 1gの思いつき
お天気。よいよい。
特に何もする気がしないのだが、お散歩くらいしとこうかと外へ出る。
と、日差しきらきら。

乗らねばの。
突如コペンに乗る気になった水神は、とっとと屋根開けてごーしてきました。
いやー、気持ちいい。

ちょうどよい気温。
日差しも暖か。
なのに。

何台か通り過ぎたオープンカー。
全部屋根閉じとる。
...今の季節屋根開けないでいつ開けるのだ?

もったいない。かなりもったいない。
さすがにこの時間(3時)になるとちと寒いけど。
昼間は気持ちよい。

けど、これで最後かな。
花粉明けまでは。
来週は天気悪いらしいし。

というわけで、気もちいいので、買いましょう。コペン。
150万円で買えます。
セカンドカーにひとつ。

痛快

2006-02-18 01:04:25 | 1gの観方
さすが村井教授

ファイル交換ソフトWinny。
この間も刑務所の看守のPCから受刑者の情報が漏れたと騒ぎんなってたの。
で、この作者が著作権法違反で裁判うけとる。

その弁護側証人として現れたのが村井純教授。
この人を知らないIT屋はもぐりです。水神は認めません。
はは。痛快だの。その証言。

「効率の良い情報共有のメカニズムが、
著作権法違反行為を助長させることに結び付くということは理解できない」
ぼくも理解できない。

情報共有するために企業がどれだけお金をかけていることか。
で、失敗していることか。(無駄金多数。事例は数多(あまた))
検察は効率のよい情報共有のメカニズムが著作権違反を助長すると曰っとる。

これだけ聞いても変でしょ。
検察の言い分。
さらに。

キャッシュやクラスタ化などのWinnyの個別の機能について、
著作権法違反行為を助長させる目的を持って搭載されたものだと主張。
してるそうだ。検察が。それに対して、こう述べておられる。

これらの技術は「ネットワークの効率を上げるための洗練された技法であり、
これを利用の目的と結び付けて考えるのは理解できない」
ぼくもぼくも。

キャッシュやクラスタ化なんてIT屋の中では基本的な技術です。
これを使ったからといって、それが著作権違反行為を助長させるって...ばか。
包丁は人を殺せるから殺人を助長させてる。と言っているようなものだ。

変でしょ?
しかし、このニュース読むまでは検察がここまで間抜けなことをゆうとるとはおもわんかった。
検察にはIT屋はいないんでしょうか。

まだある。おもしろいので続けます。
金子氏(被告人。Winnyの作者。)がユーザーの要望を聞き入れ、
バージョンアップを繰り返したという開発手法も問題視している。らしい。検察さん。

それに答えて曰く。
「こうした開発手法は一般的なものであり、
優れたソフトウェアはユーザーからの要望を聞いてバージョンアップを繰り返すものだ」

当然だ。というか、ふつーだ。
LinuxもFirefoxも皆さんが使っているメールサーバ(sendmail)も、
Webサーバ(apache)もみんなこうした手法でバージョンアップされておる。

言ってみればインターネットの基本ソフトはこうして生まれたのだ。
マイクロソフトだけは例外だが。
で、それが問題なんだって。検察さんが言うには。...何をゆうとるのだ?

とどめに一つ。検察側が提出した証拠。
京都府警がWinnyを使ったファイル交換の実験を行なった際の説明図があるそうな。
その図版のタコさがまた秀逸。

「ルータの内側のネットワークではプライベートアドレスを利用するように書かれているが、
実験を行なったというPCにはグローバルアドレスが割り当てられているように書かれており、
これではインターネットには接続できず、書かれているIPアドレスやセグメントが間違っている。」と指摘した。

うははははははは。(ここで笑えない人はIT屋失格。)
おもろい。
要するに、実験したという環境ではインターネットに接続できない。

インターネットに接続できないのにWinnyの実験なぞできるか。
というわけで、証拠能力ゼロ。&IT能力ゼロが露呈。
ちなみに、インターネットを介さないローカルネットワーク内ならこれでも通信できます。

Winnyつかえます。
でもそれでは、今回の裁判の趣旨からいって、なんの証拠にもならん。
無意味。

まあ、検察のことだから、一応実験はしたのでしょう。
そしてインターネット上でファイル共有できたのでしょう。
つまり、この図版が間違いなわけだ。

で、それを書いた人も、チェックした人もこんな基本的なミスに気がつかない。
仮にもIT犯罪を立証しようとするのなら、ITに精通した検察官を使うべき。
...って、いないんだろうね。しかし。ひどすぎ。

そもそもWinnyの作者に著作権法違反を適用する方がおかしいと思うが。
Winnyは道具に過ぎない。
それを使う人の問題であって作者の問題ではない。

というと、次のような反論もあるでしょう。
核爆弾は道具に過ぎない。
それを使う人の問題であって作者の問題ではない。と言えるのか?と。

まあ、微妙なとこだね。
でも一つ言えることは、核爆弾作った人は犯罪者じゃないのですよ。
結局は使う側の問題。

しかし、この裁判で検察が勝ったら次のことが言える。
裁判官もIT能力ゼロ。
それにもかかわらずIT犯罪を裁いている怖さ。

しかし、裁判員制度ができて、素人がこんな裁判担当させられたら、
かなりまずいことになるんではないかと思うのだが。
まず、素人にWinnyのしくみやキャッシュやクラスタを教えねばならん。

裁判官も大変だ。
ITの先生ができる能力が必要となる。
大変な時代だの。