Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

メガロゴジラ ブラックバージョン

2011年12月13日 | 新作商品情報


Gメモリーズセレクション
メガロゴジラ ブラックバージョン

1月9日スーフェス先行発売!!
1月10日通販受付開始!!




 すでに原型ではお知らせしていた新規造形の新商品「メガロゴジラ」の彩色サンプルがようやく完成致しました。第一弾のカラーは黒成型の「ブラックバージョン」。1月9日スーパーフェスティバルで先行発売、翌日より通販受付開始です。

 今回企画したのは、新規造形で『ゴジラ対メガロ』(1973年)に登場したゴジラ「メガロゴジラ」です。
 弊社の「ゴジラソフビ」としては久しぶりの新規造形商品となります。
 この「メガロゴジラ」は、昭和のゴジラシリーズ後期の3作流用スーツ(着ぐるみ)の最初のもので、前作(ゴジラ対ガイガン)から比較して顔が愛嬌のある造形となり、全体的に印象を大きく変えた昭和後期を代表するゴジラです。コミカルな動きも劇中では見せて、明確に「正義の味方の怪獣」という表現をされたゴジラとして、強く印象の残っているゴジラです。ジェットジャガーを助け、大木を刀代わりにする等、当時の子供達に親近感をより強く感じさせ、現在の30代後半から40代のゴジラファンにとっては幼少の時に見たゴジラと言えばこの頃のゴジラをあげる人も多いはずです。
 歴代のゴジラの中でも愛嬌のある風貌のこの「メガロゴジラ」をGメモリーズセレクションのテーマである「カッコかわいく」で造形し、さらによりかわいくなるように制作致しました。「カッコかわいく」という点では最もGメモリーズセレクションに合っているゴジラかも知れません。

「ブラックバージョン」という事なのですが、黒成型でありながらも「メガロゴジラ」の愛嬌の良さや全体的なカッコかわいさを表現すべく、配色は明るくかわいく仕上げました。
 成型色は黒で、ボディの一部をブルーの入ったメタリックブラックでスプレーし、つめ、背びれの先端等はシルバーシルバーを使用し明るさを表現。目の塗装は「メガロゴジラ」の特徴を生かして黒目を大きく、ハイライトを入れてディフォルメらしくかわいくアレンジして仕上げました。白目の部分はアイボリー、中はブラックで塗装し、ハイライト部分はオレンジゴールドです。

 もちろん今回の商品も、これまでのシリーズで発売したゴジラ同様、その怪獣の持つ個性を強調する羽沢組ならではのディフォルメタッチでアレンジし、「Gメモリーズセレクション」のテーマでもある「カッコかわいく」から外れる事ないようなバランスで造型、配色して遊べるソフビとして制作するものです。

 この商品は、2012年1月9日開催のスーパーフェスティバルで先行発売し、翌10日昼12時より電話にて通販の受付、販売を開始する予定です。
 なお、スーパーフェスティバルでの先行販売分は少数になります。あらかじめご了承下さい。

データ
G メモリーズセレクション
「メガロゴジラ ブラックバージョン」

●ソフトビニール製
●各全高約17センチメートル
 ノンスケール ディフォルメタイプ
●発売日 2012年1月9日スーパーフェスティバルにて少数先行発売
 2012年1月10日昼12時より通販電話受付開始
●価格 4830円(税込)
●登場作品 東宝映画『ゴジラ対メガロ』1973年作品
 ™&©1973,2012 TOHO CO.,LTD.

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昭和後期3作ゴジラ その3

2011年12月12日 | 羽沢組的怪獣見聞録


3 劇中スーツの流れ(2)

 昨日の劇中スーツの流れの続きです。今日は「メガロゴジラ」から流用された「74ゴジラ」と「75ゴジラ」について。

■「74ゴジラ」と「75ゴジラ」
「メガロゴジラ」に続いて登場したのが「74ゴジラ」です。
 こちらはほぼ同じ形状でありながら、頭部(特に眼球)や背びれを変えている流用スーツです。「メガロゴジラ」に比べて、子供達の目から見るとより親しみのわく表情になっている事からさらに「正義の味方」感が増したと言えます。特に敵は武器が満載の強さを前面に出したメカゴジラですから、勧善懲悪がよりわかりやすくなっている事がわかります。
 この『ゴジラ対メカゴジラ』には、にせゴジラも登場します。これも本物の「74ゴジラ」に関係するのですが、これについては後日改めて。

 そしてラストは「75ゴジラ」です。「74ゴジラ」に似てはいるものの、顔が違うので多くの方がご存知の事と思います。基本的には頭部以外は、ほぼそのまま「74ゴジラ」の流用のようです。背びれも基本的には同じ配列です。
 その顔はやや精悍な表情に変えられました。敵が更にパワーアップしたメカゴジラだけではなく、チタノザウルスも現れているので、ゴジラを強く見せたいからという説と、単純に「74ゴジラ」がかわいすぎたから怖さを増すためという説がある等、複数の理由があり真実はわかりません。これらは各書籍で書かれている事が違うので、今度中野監督にお会いした時に聞いてみようと思います。
 顔以外は「74ゴジラ」の時のままのようですが、体表の細かなモールドがかなりくたびれてはげてしまっています。比べてみるとわかりますが、「メガロゴジラ」の時と比較して全体的にたるんでしまっている感がよくわかるボディになっています。顔は改修されているので気になりませんが、ボディそのものはアップで見ると少々痛々しさをも感じてしまいます。2年の歳月が感じられる部分です。

 続きは明後日。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昭和後期3作ゴジラ その2

2011年12月11日 | 羽沢組的怪獣見聞録


2 劇中スーツの流れ(1)

 3作のゴジラについて調べてみた事。今日は時系列を追いながら、これらのスーツの流れを簡単におさらいしてみます。

■メガロゴジラの登場
 まずはこの3つのゴジラの前のゴジラ。『怪獣総進撃』(1968年)で新たに作られた劇中スーツは、『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』(1969年)、『ゴジラ対ヘドラ』(1971年)、『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』(1972年)と、4作で流用・改修されて使われました。
 その次が『ゴジラ対メガロ』(1973年)なのですが、それまで使っていたスーツの損傷が限界であった事や変身ヒーロー全盛の時代背景によるターゲットの低年齢化等の理由等で、あらたにコミカルで愛嬌のある外見の新規ゴジラのスーツの作成となったようです。

 この「メガロゴジラ」から始まる3作流用スーツのゴジラは、それまでのゴジラに比べて表情の怖さが軽減されて愛らしい顔になりました。後に昭和後期のシリーズを締めくくる訳ですが、「ゴジラは怖い存在でなければならないという大人なファン」に残念な思いをさせたと言われています。が、当時の子供達にとってはゴジラに対してより親近感が湧き、愛着を感じ、ゴジラが身近な存在と思えるものになったのは言う間でもありません。
 円谷プロのウルトラシリーズのヒットに代表されるように、当時はヒーローもの全盛。玩具や文具等でもヒーローや怪獣がたくさん見られ始めていた時代です。やや便乗感がありましたが、東宝でもテレビシリーズ『流星人間ゾーン』をスタートさせたのも1973年です。
 ここにゴジラもゲストで登場(他にガイガン、キングギドラ等)。映画館でしか見られないゴジラがテレビでもみられる喜びは当時のゴジラ好きの子供達を夢中にさせました。と同時に、対メガロでの立ち回り同様にゴジラの「正義の味方」の印象をより強く、ほぼ(当時としては)確定させたのは事実と言えるでしょう。

 続きはまた明日。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昭和後期3作コジラ その1

2011年12月10日 | 羽沢組的怪獣見聞録


 1月発売予定の「メガロゴジラ」、2月発売予定の「74ゴジラ」を前に、いくつかそれぞれのゴジラの特徴や劇中スーツ(着ぐるみ)の流れを弊社なりの解釈で調べてみました。さらに同じ流れの流用スーツという事で、「75ゴジラ」も含めてのものです。
 詳しく知らなかった方にはぜひ参考にしていただければ幸いです。


1 調べてみた事

■3つのゴジラの呼称
 まず、弊社では『ゴジラ対メガロ』(1973年)に登場したゴジラを「メガロゴジラ」、『ゴジラ対メカゴジラ』(1974年)に登場したゴジラを「74(ななよん)ゴジラ」、『メカゴジラの逆襲』(1975年)に登場したゴジラを「75(ななご)ゴジラ」と呼称しています。
「メガロゴジラ」は一般的に多くのファンがそう呼んでおられますが、他の2つはファンの間では呼び方は様々なようです。
 もちろんこれらは版元の管理する正式名称ではありません。Gメモリーズセレクションとして発売する「メガロゴジラ」「74ゴジラ」は、東宝様に許諾いただいた弊社の商品名です。その点はご理解下さい。

 この3つのゴジラは、年号でもわかるように続けて作られた作品でのゴジラです。そして皆さんがよくご存知の通りゴジラの劇中スーツは流用で使用され、それぞれ一部を改修して映画に登場しています。
 弊社のようにゴジラ商品を扱う所や造形に深く興味がある方にとっては、流用スーツとはいえ、違いや共通部分、改修箇所等、ゴジラの造形そのものの詳細を知っておきたいという希望があります。
 特に立体化して商品にする訳ですから、ディフォルメとはいえ嘘をつくわけにはいきません。ごまかしてもゴジラに詳しいファンの方々にはすぐバレちゃいますから。
 今回似ている3つのゴジラのうち、2つを商品化するので、原型の制作前から現在の生産中の今に至るまで、可能な限り資料や映像でこれらを調べてみた事、気がついた事を書いていきたいと思います。

 続きはまた明日。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

対談第2弾

2011年12月06日 | ニュース


川北監督と酒井氏の対談の後編公開

 現在、バンダイの可動フィギュア「S.H.MonsterArts」のネット用PVが公開されていますが、川北監督と酒井ゆうじさんの対談の後編がアップされています。

http://tamashii.jp/special/shma/index.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メガロゴジラ&74ゴジラ雑誌掲載報告

2011年12月05日 | ニュース


「メガロゴジラ」「74ゴジラ」各誌掲載!

 1月発売予定の「メガロゴジラ」、2月発売予定の「74ゴジラ」に関する情報が、雑誌各誌に掲載、紹介されましたので報告致します。
 紹介されている画像はいずれも原型です。

 電撃ホビーマガジン 1月号(アスキーメディアワークス)
 ハイパーホビー 1月号(徳間書店)
 フィギュア王 166号(ワールドフォトプレス)

 各誌担当の皆様ありがとうございました。

 2つの商品は発売日、価格等詳細は決まっておりません。確定次第お知らせ致します。
「メガロゴジラ」の彩色サンプルは近日公開予定です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成ゴジラ通信3

2011年12月03日 | ニュース






平成ゴジラ通信Vol.3

 現在発売中の電撃ホビーマガジン(発売/アスキー・メディアワークス)1月号には、弊社がデザイン担当の「平成ゴジラ通信Vol.3」が掲載されています。機会がありましたらぜひご覧下さい。

 ここにも記載されておりますが、今回は2月10日発売予定のゴジラ本「平成ゴジラ パーフェクション」の告知が掲載されております。この告知部分だけでも初出しの写真・資料の一部が(小さいですが)掲載されています。他の内容は電撃ホビー本誌をお求めの上、ご覧下さい。
 弊社としてはこの本のデザインもがんばりますので、お楽しみに!!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そフビ制作裏話 その270

2011年12月02日 | 制作裏話






「福袋」全体について 2

■「福袋」についていろいろ
 お詫びだらけの「福袋」でしたが、内容につきましては好評をいただき安心致しました。「福袋」そのものも恒例のごとくここしばらく続けてきましたので、いろいろと皆様のご意見等もいただけるようになりました。今後の参考にさせていただきたいと思います。

 この時はGメモリーズセレクション5周年記念という事で、2011年カレンダー(1月~6月)をシークレットで付けました。こちらも好評をいただきありがとうございました。ご利用下さっている話を聞くと嬉しくなります。

 未塗装についてもまたお詫びしなくちゃならない事がありました。
 当初3種類を用意していたのですが、1種類に成型不良があり、急きょ2種類に変更させていただきました。シークレットとはいえ、日頃お求めいただきコンプされている方々には残念な思いをさせてしまいました。そして東宝担当者様にもお手数をおかけしてしまい、恐縮するばかりです。
 イベントでお渡ししたお客様の反応を見る限りでは、「決戦ゴジラの未塗装欲しかったんですよ」「未塗装だとファイナルゴジラの形がよりわかっていいですね」等の感想をいただき、お知り合い同士の方々がご自身の未塗装の見せ合いをしている姿が微笑ましかったです。
 また、この時在中していた未塗装の「決戦ゴジラ」「ファイナルゴジラ」のリペイント作品をまだ見た事がないので、機会がありましたらぜひ挑戦してみて下さい。

 いろいろあったこの時の「福袋」でしたが、反省すべき点はきちんと受け止めて今後に役立てたいと思います。次はいつこういったセット商品を発売できるかはまだわかりませんが(2012年の「新春福袋」は予定しておりません)、その時にはもっと皆さんに喜んでいただけるよう企画したいと思います。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そフビ制作裏話 その269

2011年12月01日 | 制作裏話




「福袋」全体について 1

 今日は「新春ゴジラ福袋2011」全体について。



■たくさんのお詫びだらけの「福袋」
 おかげさまで例年通り早くに予約で完売致しました。スケジュールの都合で予定数より少なくなるかもしれないとお伝えしていたため、皆様に慌てさせてしまいご迷惑をおかけしました事はお詫び致します。
 なんとか予定数は用意できましたが、ご希望されたにも関わらず、完売後のお申し込みで全ての希望者に販売できなかった事も重ねてお詫び致します。
 この時はとにかくGメモリーズセレクション5周年という事で、無理にでもやらなきゃ!という思いでの作業。年末年始の慌ただしさの中、例年以上に切迫しながらの作業でした。
 また、通販分の発送作業直前に羽沢組がインフルエンザで営業不可能状態になってしまった事は大きなイレギュラーでした。一部の方には、ご入金から4~7日後の商品到着となり、ご迷惑をおかけ致しました。改めてお詫び致します。

 何かと例年以上に忙しかった年末年始でした。いつもであれば「福袋」を皆様にお届けした後は一息つけるのがいつものこの時期。ゆっくりとワンフェス冬発売商品の準備にかかろうかという時なのです。
 しかし、この時はまだ弊社にとってはほっとできない状態で、インフルエンザ回復後も後々またいろいろあったのです。「メモリアルセット」と「メカゴジラ」です。この話はいずれまた機会を改めて書きます。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする