Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

デスゴジ雑感 その2

2007年11月09日 | 羽沢組的怪獣見聞録
デスゴジの特徴

 昨日の続きです。
 デスゴジの最大の特徴は何と言っても身体に多く見られるファイアーパターン(この言い方は私が勝手にそう呼んでるだけです)です。他のゴジラにはない特徴です。劇中では蒸気をモクモク吹きながら赤く発光し、熱く燃えている表現にしています。
 正直最初は見た時に違和感を感じましたが、映画を見ていてすぐに慣れ、むしろストーリーの中での迫ってくるメルトダウンへの緊張感を思うと自然にさえ思えてきました。合わせて背びれも燃えるように発光し、死に向かって突き進むゴジラに感情移入していくのを覚えています。

 前にも弊社のデスゴジを作った時の「制作裏話」の中で話ましたが、このデスゴジは他にも特徴が多くあります。背びれやファイアーパターン等の発光装置のせいで着ぐるみスーツが重くなっているので、全体がくたびれた感じになり、猫背気味です。さらに発光装置の都合で、いつもは背中の一番まん中にある一番大きなヒレが肩に近い位置に上がっています。これらがまたデスゴジの悲愴感をよりかもし出しているのです。偶然もあったのでしょうが、作品にマッチしていると感じました。他のゴジラにはない体型です。
 今ではそのルックスにかっこ良さを感じています。

 またデスゴジは、唯一身体の色がハデ(?)なゴジラと言う事で、当時から今に至るまでソフビはもちろん食玩、フィギュア等たくさん発売されました。そういう事では他のゴジラに比べて、商品のカラーバリエーションも多く展開できるゴジラなのも納得できます。

 弊社のデスゴジはソフビ(完成品)としては発売当時、バンダイ系列の物以外ではたぶん初めてだったと思います(違っていたらごめんなさい)。カラバリのアイディアも多く企画できるし、ルックスも好みだし、作業をしていても「ん~ゴジラを作っている!!」と強く実感できるゴジラです。
 このデスゴジは、「デスゴジ・カラバリ計画」として他のゴジラとは違い劇中イメージだけにこだわってカラーバリエーションを作ってきました。そろそろひとまずピリオドを打つべく「デスゴジ・カラバリ計画」の締めに相応しい企画が進行中です。ちょっと今までとは違うバリエーションになる予定です。詳細が決まりましたらお知らせしますのでお楽しみに。
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