江別から笑顔を発信! 林かづきの活動日記

私たちが住む江別のことや、毎日のこと、感じ考えることをわかりやすい言葉で綴ります。

北海道物産展

2007-10-04 | Weblog
実りの秋、食欲の秋ですね。
百貨店や各地のイベントでも、テレビを見ていても、
食べ物ネタが非常に多いことに気がつきます。

私は4年前、菓子製造メーカーの企画部に所属していました。
そこで、入社3カ月目で、藤沢市のデパートへ一人出張
その名も「北海道物産展」。
一週間、デパート近くのホテルに泊まり込みながら、
私が勤務していた会社のお菓子を販売していました。
もちろん、私一人で売り切れませんので、
現地採用のスタッフ(マネキンさん)が3人ついてくれました。

私自身、商品知識も浅いのですが、
それを補うかのように、マネキンさんたちは数年間、
この会社の商品を売り続けているベテランさんたち。

私が初日、トイレにも行けず、金庫番をしながら
パニックになっていると、マネキンさんの一人が、
私のために手作りのおむすびを差し出してくれました。
 不安な気持ちで一杯の私の気持ちを察していただきました。


北海道物産展の開催一週間のうちには、
売上目標に満たない、中だるみ期間もありました。
私は本社スタッフとして、なんとか数字を確保したい!
そういう自負がありました。

そこで・・・。
私は、翌日の朝礼で、みなさんのこれまでにお礼を言いつつ、
今日の目標を数字で明示しました。
具体的に
「○△商品が□☆個売れれば、この数字になります!」
と達成したことのない数字に弱気になりながらも、
威勢良く言い放ちました。

閉店1時間前当たりから、カウントダウンが始まりました。
そして、マネキンさん一人ひとりの粘りの販売。
聞いていて惚れ惚れするような、流れるような商品説明に、
非常に勉強になった覚えがあります。

そして、閉店。
・・・その数字は見事に達成

数字の達成はもちろんのこと、みなさんのチームワークと
個々の能力を最大限に出している、その力に感動したのです。

自分の周りにいる、一緒にいる人たち、支え合う人たちとの
信頼関係を築き、守り続けていくこと。
短期間でもできるのですね。

これは、商売にも、組織運営にも、
そして自治体と私たちの関係も、地域住民の関係にも
通じていると、今、思っています。

秋になると、北海道物産展の広告を見る度に、
このときのこと、学ばせていただいた方々のことを
思い出すのです。