おでかけ大好き

お金のかからないおでかけ&ささやかな幸せ&読書など。毎日楽しいことばかりだといいのにな。

勝手にシアワセ

2014-04-24 09:24:59 | 日々喃々
「LIFE!」がとてもよかったので、

久しぶりに友達にLINEで強引に感動を伝えまくまくり。

でも友達の地方では、翌日打ち切りだとか・・・。

こんなもんさ、LIFEって・・・。


映画に行くと、リーフレットをたくさんもらってきて。

(こどもたちに「また映画観て、ズルい」と責められるけど、大人だからいいんだもん!)

次は何を観ようかとうほうほ。

6月に「ムーンライズ・キングタム」のウェス・アンダーソンの最新作があるでないの。

「グランド・ブダペスト・ホテル」

例のごとく、古色美しスタイリッシュで、

飛び切りぶっとびなファンタジーを展開してくれるのではないかと。わくわく。




「テルマエ・ロマエⅡ」もありますよ。

ブルガリアでロケしたからか、

琴欧州が「コトオウシュヌス」とかいう役名で出てる(笑)

阿部寛さんや市村正規さんをはじめ、

ローマ人をみんな日本人でやっちゃうっていうのが、

もうすでに笑える。一作目と同じく、原作とはまったく違う内容っぽい。

「また、来ちゃった」ってこのポーズ「ターミネーター」パクでしょ。

風呂上りっぽくてワラ。

4月26日(よい風呂の日)ロードショー!!だって。お見事。


三浦しをんさん原作「神去なあなあ日常」の「ウッドジョブ!」もいいかも。

しをんさんの映画化は、私的には愛するあまり原作に比べてしまって・・・でも、

「ウォーター・ボーイズ」や「スイング・ガール」の

矢口監督なら、青春モノとして面白元気に撮ってくれそう。

でもヨキが伊藤英明さんか。。。

この人そんなワイルドに見えないんだけど。海猿だし、いいのか!?

うんうん、でも斜陽の林業が活気づくといいもんな。


名画シリーズのオモテが「トレインスポッティング」のユアン・マクレガー。

1996年公開って、20年近く前っすよ。(もうこの昔感慣れましたけど)

ボウズでスレンダーでびしょぬれでこのポーズって、

イギリスダメワルっぽくてカッコいい!!

オビワン・ケノビなんて目じゃないっすよ。

内容よりこのビジュアルで大ヒットだったんだろうな。

コーエン兄弟の「ファーゴ」も観たい。好きか嫌いかどっちだろう?


もちろん全部観ることはできない。でもワクワクする。幸せ。

映画館のトイレの洗面所は自動でお湯がでる。震災後も変わらず。

なんという贅沢な。なのにその場から離れればすぐ忘れてしまう。

映画館を出ると、買い物を楽しむたくさんの人。

私を含めて少なくともここにいる人たちは、不自由なく、豊かな生活をしている。

幸せに気がついていないけど。


映画館の予告編、SF大作のほとんどが「世界は終わる」「世界の滅亡」を繰り返す。

つい「それもう知ってるし」と。

そんなこと私には起こらないと思ってるから。

映画の世界ではありきたりすぎて、新鮮味も恐怖もなし。

人間は平和に飽きて、世界を終わらせたがってるのかしら???


平和や幸せは後ろめたい。不平等なことはもう知っているから。

でも事実なんだから、胸を張って楽しもう。

シアワセだっていいじゃない。本当だもの。

























ライフ!

2014-04-24 07:57:58 | 映画
3ヶ月ぶりに映画に。

あらまあなほど、ご無沙汰でした。


「ライフ!」は、とてもよかったです。

上映終了間際なのが惜しい。

コメディ、ミステリー&ヒューマン!?

突然普通のおじさんが、

プラットホームから道向こうのビルに飛び込んじゃう!?(妄想)な

予告が気になっていたのでした。

平凡で生活にも仕事にもマジメなサラリーマンな42歳男性。

妄想の世界での大冒険はあるが、リアルな冒険談はなし。

仕事上の必要と好きな人の言葉に背中を押され、

本物の冒険に未知の世界へ。1枚の失われたネガを探して。


現実と妄想の境い目がなくどんどん進んで・・・ええええっ?

でもこういう自分に都合のいい妄想ってしちゃうなと、ニヤリ。

冒険談はご都合主義っぽいところもあるけど、

「フォレスト・ガンプ」の主人公が、

不自由な装具を脱ぎ捨て走り出して、そのまま陸上選手になっていくような。

主人公が、飛行機で飛び出して、ヘリ、船、自転車、マラソンと走っていく。

その走り出す感じ。

はじめは不安の中必然として、しかし徐々に突き上げてくる自分の意志で。

それが爽快でした。


大自然だけでなく、その傍らに人間の営みが調和した映像も美しい。

グリーンランド、アイスランド、ヒマラヤ(ってアフガニスタンにも隣接なのね)

旅するごとに、冴えない中年顔が精悍になっていくのがカッコいい。

まるで別人。

今を楽しむとそういう顔になるのかな。


雑誌の「LIFE」は実際に2007年にデジタル化して、廃刊に。

この雑誌「ライフ」のスローガンがこの映画のすべてかもしれない。


 世界をみよう。危険にたちむかおう。

 壁の向こうをのぞこう。近づこう。

 お互いを知ろう。感じよう。

 それが人生の目的だから。


 To see the world,
things dangerous to come to,
to see behind walls,
to draw closer,
to find each other
and to feel.
That is the purpose of life.


けれど、つまんない日常を捨てて旅に出ようという話ではない。

きっかけがあれば、やりたいと思いもしなかったことにも、トライしてみよう。

自分の日常を外から見ると、地味でつならない毎日をがんばっている自分を、

肯定することができる。認められる。

自分の世界を広げれば、今という自分の内面の広さ深さ豊かさにも気がつける。

まずは自分を知ろう、感じよう。


ライフは、生活でもあり、人生でもあるというところが面白い。

それは違うものであり、同じものでもある。

世界中を探し回ったネガのオチは、そこに落ち着くかと。


面白いことに、40代くらいの方の評価が高い映画のようです。

共感するのね。

生活の重さを知らない若い人には、ありきたりかな。


歴代のライフの表紙を飾る面々が、時代の顔というべき、懐かしいもの。

言葉が風景の中に表示されるのも面白い仕掛け。

ネガ仕様のエンドロールも面白かったし。

一番の爽快さは、谷に降りる下り坂をロングスライドしていくスケボーの疾走感。

ストーリー性とか構成とか映画の質はわからないけど。

久しぶりに、観終わってスッキリ、清々するような映画でしたので、

DVDでもと、オススメしますよ。


配役もなかなか絶妙ですよ。

ショーン・ペンって(スクリーンの中で)会うたびに、別人なんですけど!!