おでかけ大好き

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ライフ オブ パイ

2013-02-01 08:39:40 | 映画
新年第一弾、久しぶりの映画。

評判高い、トラと少年の漂流モノです。

ポイントを使って鑑賞、実家母も連れてってあげることにする。

母との映画はどーにも失敗ばかりで、母は映画に及び腰なのですが、

この評判は母も知っていたそう。


アバターを超えた(観てないけど)驚異の映像とのことで、3D鑑賞に。

確かに美しい映像でしたよ。

しかし、内容は、日本人に(と括ってはいけないが)

一番遠いところにある宗教観&ファンタジー。

丁寧に綴られるフランス領のインドの少年の生い立ちからわかる、

彼の品性と好奇心とガッツがサバイブに生きてるのはわかるけど、

篤い信仰心が共感できない。

すべてを失って、希望も消えそうでも、

信仰があれば精神の火は燃えるのだね。

私が打たれ弱いのは、それがないからかなぁ。

ただ近年の度重なる体験から、誰の心にも自然への畏敬が強まっているから、

それも信仰心なのかしらね。


そして長い。とっても長い127分。

少年の幸せな生い立ちも、後日談の意表をつく展開も、

物語には必要不可欠だと思うけど、

メインの漂流の件が(私には)長かった。

特にあの島、映像が作為的で長丁場であり、醒めちゃったね。

3D映像って美しさとは別に、なぜか平坦さ、

作り物っぽさを感じるのはナゼなんだろうね。

CDよりレコードのほうが音がいいって理屈と同じ?

気分の問題?う~ん、それ大きいよね。

しかし、BGMが(たぶん)インドの音楽。

それが映像に合っていてすばらしかった。

作り物っぽい映像よりも、俄然民族の音楽には奥行きがあって、

神に捧げた神聖な祈りを感じる。

気分の問題だけど。


私が長くダラダラ書くときは・・・・。

どうせ観るなら100円DVDじゃなく、映画館3Dをオススメします。

母は「コレ実話?ああいう島本当にあるの?」と

珍しく眠れなかったらしいですが、

実話ではありません。安心して寝てください。(違)