12、13日、境町議会決算特別委員会(飯田委員長)が開かれ平成27年度決算について審議をしていただきました。平成27年度決算では、いままでの財政改革が功を奏し、いよいよ財政改善効果が明確にでたため、将来負担比率も152.4%と昨年比19.1%の削減、実質公債比率も15.7%と0.4%削減となりました。今年度の見通しも将来負担比率も140%と、ここ3年間で実に40%以上改善することに成功する見込みです。
道の駅さかいの経営改善や、災害後の対応もそうでしたが、「しっかりと仕事をすれば結果は出る」ということが証明されたという実感があります。これはつまり、誰がやっても同じという時代から、リーダー次第でまちを発展させるも衰退させるも決まってしまうという時代に変わってきたということも言えると思います。
今回の財政改善に効果をあげたのは、様々な補助金の獲得、入札の見直し、民間の活用、そしてふるさと納税制度や、境ソーラー株式会社の成功、民間意識の導入などがあげられると思います。いままでの何もやらずに、人件費や補助金を削減するという行革から、お金を稼ぐこと、民間的な発想をする、例えば、利率の見直しや、借地の値下げなどがそれにあたり、人件費は逆にあげることで職員のやる気を引き出し、業務効率をあげる、言わば人にも投資をすることも重要ではないでしょうか。
とにかく食肉処理場の売却や、横塚地内の橋の架け替えもそうでしたが、難しいからできない理由を考えるのではなく、何事にもチャレンジをし、出来なければ出来る方法を考える。住民にためになるかならないかそれが一番重要な判断基準であり、そうした前向きな考えや行動が行政にかけていた部分だったと考えています。
今回の決算特別委員会では、こうした2年連続で結果を出したこともあり、委員会内では全会一致でご承認をしていただきました。これまでの成果に対しご協力をいただいた関係各位にはあらためて感謝を申し上げます。