茨城の若手政治家!!橋本正裕のブログ

橋本正裕(はしもとまさひろ)の政治活動を公開!!勇気・やるき・元気で日本の政治を変えるため日々奔走中!!

西村やすとし衆議院議員からのメール☆長寿医療制度について

2008年05月14日 | Weblog
兵庫県選出の西村やすとし代議士からのメールを公開します!

「長寿医療制度の説明不足!所得の低い方の負担は低くなる」

1. 4月15日から、評判の悪い「長寿医療制度(後期高齢者医療制度)」の保険料の年金からの「天引き」が始まった。大変なご批判を頂いている。「年金データの名寄せもきちんとできてないのに『天引き』とは何事か」と。また、「支給はろくにしないのに、取るときだけは取るのか」と。一つ一つごもっともである。しかしながら、冷静に考えてみると、「天引き」自体は、行政コスト削減につながるし、何より保険者にとっても、わざわざ金融機関に振込みに行かなくても済み、便利になるはずである。ところが、このような制度変更について、事前の説明が十分ではなく、一部に新しい保険証が手元に届かなかったり、保険料が一体いくらになるのか、についても通知がないといった不手際が生じている。ただでさえ、社会保険庁のデータ管理の悪さで行政は信頼を失っているのに、何たることかと思う。年金についての不安が拡大しているときだけに、ミスをせず真摯に取り組んでもらいたい。

2. そもそも、この「長寿医療制度」は、増加する医療費の中でも、75歳以上の高齢者の医療費が急増しており(2006年医療費総額約33兆円のうち、75歳以上の高齢者の医療費約11兆円、2025年見通し同65兆円のうち、同30兆円)、この医療費の急増に対応するため、高齢者の医療に税金を重点的に投入(5割)しつつ、所得のある高齢者には、応分のご負担をお願いしようとするものである。諸外国でも類を見ないスピードで、少子化と高齢化が急速に進展する中で、若い世代にこれ以上の負担を求めることも難しくなっている。今回の新たな制度の設立は、以上のような考え方に立っているのであり、行政の不手際や説明不足は厳に反省しなければならないが、考え方は是非ご理解を頂きたいと思う。

3. 実際、所得の少ない方々には、しっかりと配慮を講じている。例えば、平均的な厚生年金年額201万円(月額16.7万円)で生活しておられる単身の方は、負担は小さくなる。例えば、地元4市の例を取ると、次のようになる。
           以前    今回
   明石市   84,000 →73,875 (-10,125)
   淡路市   90,720 → 73,875 (-16,845)
   洲本市   78,720 → 73,875 (- 4,845)
   南あわじ市 76,160 → 73,875 (- 2,285) (単位:円/年)
さらに、夫婦で年金額520万円(月額43.3万円:夫・厚生年金319万円、妻・基礎年金201万円)の方の負担は次のようになる。
    以前 今回
   明石市261,880 → 260,546 (- 1,334:月額 111円減)
   淡路市238,160 → 260,546 (+22,386:月額1,865円増)
   洲本市284,480 → 260,546 (-23,934:月額1,994円減)
   南あわじ市232,180 → 260,546 (+28,366:月額2,363円増) (単位:円/年)
是非ご自身の負担額を確認して頂ければと思う。市によって異なるし、夫婦の収入の割合、保有資産によっても差が出るが、いずれにしても所得の低い方の負担は少なくなっているはずである。

4. なお、今までサラリーマンの子などに扶養されていた方は、これまで保険料を負担してないが、新たな制度では、同じ額の年金をもらっている国民健康保険に加入している方と同様に、保険料を負担して頂くことになる。しかし、急に負担が増えるのを避けるために、軽減措置(激変緩和措置)を取っている。(20年 4月~20年9月は、保険料負担を凍結(負担ゼロ)、20年10月~21年3月は、本来の保険料の1割負担など)

5. ちなみに、75歳以上のお年寄りには、かかりつけ医師を選べることとなり、「治療計画」を作ってもらったり「お薬手帳」が配布され、仮に別の科の医師にかかって薬を渡されるとしても、飲み合わせの悪い服薬も防げる。

6. 以上、是非とも「長寿医療制度」創設の趣旨をご理解頂きたいと思うが、これ以上、皆さんに負担増をお願いできない状況まで来ているのも事実である。安心して頂ける医療制度の確立に向けて、引き続き抜本的な改革を目指し議論を深めたい。

境町においてはどれぐらいになるのか調べてみる必要がありますね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自民党境支部役員会 | トップ | 逢沢一郎代議士からのメール☆... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事