「草餅」というときのこの「草」とは、どんな植物の葉のことでしょう?
・キク(菊)
・ヨモギ(蓬)
・クズ(葛)
・カヤ(萱)
→ ヨモギ
道端にも生えている雑草でありながら、香りも栄養価も高く、薬効もあります。草餅には当初はハハコグサが使われていましたが16世紀にはすでにヨモギに取って代わられていました。
ヨモギは、キク科の多年草。
キク(菊)は、食用菊があり、刺身のつま、食用菊を茹でてお浸しにしたり酢の物や合え物、天ぷらや吸い物に用いられる。
クズ(葛)は、マメ科クズ属のつる性の多年草である。
根を用いて食材の葛粉や漢方薬が作られ、万葉の昔から秋の七草の一つに数えられている。
葛粉を湯で溶かしたものを葛湯と言い、熱を加えて溶かしたものは固まると透明もしくは半透明になり、葛切りや葛餅などの和菓子材料や料理のとろみ付けに古くから用いられている。
アシ(葦)は、イネ科ヨシ属の多年草。 正しくは「アシ」。
「ヨシ」という和名は、「アシ」が「悪し」に通じるのを忌んで(忌み言葉)、逆の意味の「良し」と言い替えたのが定着したものであるが、関東では「アシ」、関西では「ヨシ」が一般的である。標準和名としては、ヨシが用いられる。