日本のPCメーカーが、どんどん、撤退している。
最初は、IBM。
日本IBMが、THINKPADというブランドで売っていたが、2005年に中国のレノボに売却した。
その後は、ご存知のとおり、NECもレノボに売却している。
製品としてのブランドは残っている。
今日のニュースは、富士通がレノボに売却するとでていた。
IBMがレノボに売却してから、11年後の2016年というのも、日本企業体質を表している。
日本企業は、そこそこ売れている時には、売却できない。
IBMは、PCの先行きを考え、未だ売れている時に、レノボに売却している。
昨年は、ソニーと東芝と富士通とでPC事業統合という話もあったが、ソニーもPCから撤退し、VAIOと別会社を設立して、VAIOの企画・製造・販売をしている。
シャープは、ずいぶん前に撤退。
大手メーカーで残っているのは、東芝、パナソニック、エプソンぐらい。
他に、マウスコンピューダー、ドスパラ、パソコン工房ぐらいである。
日本には技術もあったが、汎用品(CPS,ボード、OS)で簡単にPCが作成できてしまうので、価格競争力がなくなり、撤退している。
その程度の機器になってしまったということである。
結局、比較として人件費が未だ安い中国、台湾が主力となってしまった。
IT業界の宿命をあらわしている。
IBMでは、2014年にPCサーバーまで、レノボに売却している。
いづれ、日本のメーカーもPCサーバー事業を売却する時期がくると考える。
多分、直ぐに売却しなくてはいけない時期と考えるが、何年後になるのだろうか?
日本のメーカーが売却するニュースが、何年後にでるくるのかが 楽しみである。
サーバー事業は、次の閑話に記載しました。
閑話:
日本のPCの歴史は、ここを参照:
日本のサーバー市場規模:(年間、5000億円ぐらい)