熊本の地震で、被害が拡大しています。
熊本城の天守閣と櫓(やぐら)の屋根瓦、櫓の石垣が崩壊しています。
南阿蘇の東海大学の学生寮が崩壊し、12名が生き埋めの状態でした。
先程、この12名全員が救出された報道がありました。
しかし、この建物の住人の1名はお亡くなりになられた様です。
東海大学の学生は、別の建物でもう一人亡くなられています。
ご冥福をお祈りいたします。
この学生寮近辺を空撮していたヘリコプターからの映像と、GoogleMapの画像を比べると、崩落した山の下にあった家が流失しているのが、分かります。
余震が多く、余震による家の崩壊が多く、報告されています。
今回の熊本地震の余震は、中央構造線に沿って、発生しています。
中央構造線なので、別府方面と、有明海方面への余震と範囲が拡がりながら、続いています。
今朝のテレビでは、この中央構造線の南側に位置する、日向灘の地震も注意する必要があると京大の先生が話していました。
中央構造線と地震については、夕刊フジでも解説されています。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160416/dms1604161000004-n3.htm
夕刊フジで「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」を連載する武蔵野学院大の島村英紀特任教授がこう解説する。
「原因となった活断層(日奈久断層)は『中央構造線』と呼ばれ、今回被害が発生した九州から四国の北部を通り、紀伊半島、愛知県、長野県へと1000キロ以上伸びている。中央構造線はいずれ地震を引き起こすと考えられていたが、歴史上記録が残っていなかった。つまり、今回の地震は日本人が初めて体験する中央構造線による巨大地震といえる」
気になるのは、他の地域への波及だ。島村氏は「中央構造線が通るほかの地域でも同じような直下型地震が起きる恐れがある。四国の愛媛県には中央構造線から約30キロの近距離に伊方原発があり、福島第一原発のような事故が起きないか懸念される。また、この中央構造線は心配される南海トラフ地震のプレートと並行しており、今回の揺れが何らかの影響を与える恐れもないわけではない」と説明する。
今回の地震の規模はM6.5だが、島村氏によると、中央構造線によって引き起こされる規模は最大でM7級に及ぶという。
「実は解明されていないだけで中央構造線は首都圏にも走っている可能性がある。約3000万人が暮らす首都圏でも、今回と同じかそれ以上の直下型地震が起きる恐れも考えられる。人口が多い大阪なども同様だ」(島村氏)
2011年3月11日の東日本大震災で、日本列島全体は、歪んでいると考えます。
日本列島のどこでも大きな地震が発生する可能性が高いです。
私は、不安を煽っているのではなくて、地震の準備をして欲しいと考えています。
もし、首都圏で地震が発生すると、救助の手は、絶対数で足りなくなります。
食糧品の輸送でも、半端ない輸送量になります。
救援品が届かない状況になることを想定してください。
最低限2週間の生活品(食糧、水、排せつ処理)の確保は考えて欲しいです。
排せつ処理は、ゴミ袋でも可能です。
熱を加えなくても良い食料品、水、トイレットペーパー、ゴミ袋の確保をしてください。