経済学を知らないとどうなるか?
今、巷では、マスク、消毒液が不足しています。
COVID-19の感染が拡大している現状では、致し方ないかと考えます。
しかし、最近は、ティッシュペーパー、トイレットペーパーまで買い漁られています。
経済学を知らない主婦が喚いて、消費者が馬鹿を見た事例があります。
1970年代の話です。
今の電気製品には、オープン価格と言って定価がありません。
昔は、定価がありました。
当然、新製品が発売されると、新製品定価がでてきます。
古い型式の家電は、新製品がでれば、陳腐化し、自然と新製品の定価よりも販売価格が下がります。
その販売価格の下がり方が、可笑しいと言って、騒いだのは主婦連でした。
定価とは何かと騒ぎ出したのです。
実際には、松下電器の二重定価問題で争われました。
主婦連の自慢話:
http://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-201610_10.pdf
結果、新製品が出ると古い型式の値段が下がっていたのが、それ以降、値段が下がらなくなりました。
当時、カラーTVの価格がどんどん下がっていたのを、この問題を取り上げてから、値段が下がらなくなりました。
当時の価格で、1台10万円を切る勢いで下がっていた頃で、この問題で騒ぎ出してから、10万円で下げ止まりになり、価格は硬直しました。
経済学を知らない、主婦連のアホな頭で判断した結果です。
経済とは、需要と供給により価格が決まるという単純な経済原理です。
https://chu.benesse.co.jp/qat/3519_s.html
(今回の質問は、中学生です。つまり、中学生でも知っている経済原理です)
古い型式の製品は、需要が無くなれば、値段は下がります。
今でも、この経済原理は生きています。
それ以降、家電の定価がなくなりました。
主婦連も問題視しなくなりました。
結果、新製品がでれば、旧製品は安く販売されるようになりました。
主婦連も、町の商店街では、生ものを扱う店が閉店ぎりぎりになれば、叩き売られているのを経験している経済原理でしたが、腐らない電化製品でも同じように値段が決まっているとは、思わなかったようです。
ティッシュペーパー、トイレットペーパーを買いだめすると、一部の販売店では、これらの商品の需要があるので、価格を上げて販売する可能性があります。
そうなると、消費者は、結局、高く買うことになり兼ねません。
トイレットペーパーとかティッシュの消費量は、通年で、ほぼ、決まっています。
需要は決まっており、その供給も安定していれば、価格が変動することはありません。
アホな買いだめは止めましょう。
トイレットペーパーが無くなったら、どう対応するのですか?
在庫を多く持たない家庭が心配です。
自分で自分の首をしめるような愚行は止めましょう。
昔の主婦連と同じ(アホ)になりますよ。