記述は嘘をつかない。記述は裏切らない。

中学受験の国語と社会の塾講師&家庭教師です。

慣れた教材

2010年04月30日 | 日記
最も慣れている教材は,やはり入試問題でしょう。何十人もの(多分百人以上)蓄積がありますから,この問題でこう答えれば,ここが弱い,こう答えれば,偏差値が低くても,大丈夫,という勘は働きます。

記述に限らず,選択肢,そこに至る構成・理由付けなどを,市販されている教材を見ながら,授業をします。そして。。。

授業が終わると,お父さんやお母さんが部屋に入ってくるのですが,「授業は,いつも笑いながら終わるんですね」と言われました。そしたら生徒が,「だって,この教材の解説・解答がひどいんだもん。これじゃ,落ちるよ。僕は受かるよ。」と笑いながら言うのです。




その言葉は,事実になりました。


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模試について

2010年04月29日 | 日記
記述の解答・解説で,ゴタゴタ書いてあったり,どこからこの答えが飛んできたんだ~~,というのがあります。

そういう時は,「これは意味不明」と言うことにしてます。毎週,問題を作っていれば,出来不出来はやむを得ないのかもしれません。今年,女子学院に受かった女の子は,自分の通っている塾が作った解答を見て,冷たく,「酔っぱらってたんだよ」と言いました。解答・解説を自分の頭で読んでいる,鵜呑みにしないのはよい事です。


ですが,出来のよくない模試でも,せっかく時間をかけて受けたのですから,私は私なりの模範解答を生徒に示して,その練習をしてもらいます。一貫した解法が,生徒に安心感を与えます。



一番いけないのは,模試を受けっぱなしにして,復習をしないこと。模試は,受けて半分終了,残りの半分は,復習にあります。


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雄叫びをあげる少女

2010年04月27日 | 日記
2008年までは,ほとんどが男の子ばかりで,開成だ~,栄光だ~~,根性出せ~~,というノリでやっていました。

2009年は,たまたま,女の子を5人持ちました。そのうちの一人は,複数の塾に通っていて。。。。第2回合不合,国語の偏差値45。御三家希望。

フレームに基づいて授業をして,上手に記述を示したりすると,その子は,「ウォー,ウォー」と雄叫びをあげ,パチパチと拍手をするのです。それは,ヘレンケラーが新しい世界を一つ一つ知るような気持ちだったのでしょうか?

その子は,受験した中学,全部合格。



オーバーアクション大歓迎。から元気でもいいから,元気を出すこと。そしたら,結果はついてきます。


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このためにやっている

2010年04月26日 | 日記
開成希望の男の子が,第4回合不合で,国語の偏差値が48。冬休みから教え始めました。

1月の第3週で,やっと私のフレームをマスターしてくれました。

そして,合格発表の当日,本人から震える声の電話。そして,お母さんからのメール。



昨日はお電話で失礼しました。お陰様で、開成、栄光両方に合格でき、本人共々感激しています。第一志望は、開成ですので、開成に入学予定です。 開成の国語は、予想外の問題で、戸惑ったようでしたが、先生の特訓のお陰で本人も必死に埋めたようです。栄光は、ご指導いただいたように落ち着いてできたようでした。 本当にありがとうございました。家族皆で、感謝申し上げます。
 
                 (以下略)



この,震える声の電話を今年も聞きたいと思うから,一生懸命教えています。


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