ハルムの動く日記

「はるむ職品工房」子狐はるむの日記というかアニメ・特撮メインの感想及びツッコミ。休止期間を抜けてぼちぼち再開中。

「キサラギ」

2007年07月22日 | 映画観ましたよ
もっと!ときめきメモリアル NOV. ~featuring 如月未緒~
イメージ・アルバム,如月未緒,関根明子,大内正徳,たっぴー
キングレコード

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オススメ度★★★★ アイドルや声優のライブなんかに行ったことのある人へのオススメ度★★★★★ 泣ける度★★★★ 

 アイドル如月ミキの一周忌に、ささやかなOFF会をしようとファンサイトで呼びかけ、普段書き込んでいる5人が集まった。最初は想い出話に花を咲かせていたのだが、ある一人がこう切り出した。
「如月ミキは自殺したのではない。殺されたんだ」
密室劇の中、過去への捜索が始まる。二転、三転する論議の中、次々と明かされていく秘密と謎。果たして真相は?


 仕事の繁忙期の中、なんとか時間を作って観に行って参りました「キサラギ」

もちろんタイトル買いですが、大当たりでやんした。


 密室劇の中、回想シーンは質感を変えての「立ち喰い師列伝」演出。
まぁこれも如月ミキの姿をハッキリと見せないのに一役買っておりましたが。

 真相を巡るサスペンス。
だがしかし、何割かは「読める」展開で、オススメの本筋では無い。

 そして徐々に明かされていく5人の素性。
ここで泣かされた。そしてもう一度、クライマックスに泣いた。

 5人の、如月ミキを愛した男達の物語。
だが、主役は・・・?

実は如月ミキ本人が主役なのである。姿を意図的に隠され、回想と語られるエピソードでのみ、徐々に浮き彫りにされる、すでに亡きアイドル。
 その愛すべき像が観ているこちらの中に焦点を結び、姿無きアイドルをそこに現出させる。

 アイドルとは偶像である
彼女を愛する人々によって結ばれる像が愛らしすぎても、それは問題ではない。
 アイドルなのだから。

 どんなアイドルだったのかは本編を観て確認して頂きたい。
もう上映が終わってるやもしれぬので、またDVDとかWOWOW放映とかを待って観てくだされ。
 
 涙と笑いの「キサラギ」、オススメでヤンス。

(以下少々ネタバレ)


ああ、最後まで如月ミキははっきり見せない演出なんだな、ニクいねぇ!とか思っていたら・・・
いきなりエンディングで大磯の(爆)ステージ映像と歌が!
 顔もハッキリ出てんじゃん!!
・・・裏切られた気分で見ていたら・・・豪快な振り付け、そしてどう聞いてもアニメ声でちょっとアレな、それでいて映画の内容とマッチしたアイドルソング。 バッチリやん。本編で紡ぎ出された如月ミキが、そこで歌っている。
 そして、一度しか映画を観ないヒトは、またそこだけのおぼろげな如月ミキというアイドルが植え付けられてしまうワケである。
 映画終わってから速攻で売店行ってサントラCD買っちゃったっスよ!
もうオッケーオッケー! 如月ミキ、サイコー!!


 ちなみに、如月ミキ役は酒井香奈子という声優さん。「REC」で赤やったヒトです。
 もう現代ではアイドルはモー娘。と声優だけ(女の子に将来の夢は?と訊くとアイドルではなくモー娘と答える)なので、そのへんはバッチリですな。
 その交差点が「きらりん☆レボリューション」なのか。


 というわけで、タイトル買いの「キサラギ」は当たりでした。
よーし、秋には「めがね」観に行くっスよ!!
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