ハルムの動く日記

「はるむ職品工房」子狐はるむの日記というかアニメ・特撮メインの感想及びツッコミ。休止期間を抜けてぼちぼち再開中。

「どろろ」

2007年02月28日 | 映画観ましたよ


オススメ度★★ 日本度★ CG妖怪見てらんない度★★ いや着ぐるみの方が微妙だ度★★★ 

 賢帝歴三千何年だか、戦乱の世に覇者となるべく醍醐景光は、妖怪48体の像が鎮座する地獄堂にこもり、願いをかける。魔物がその代償として要求したのは景光の子の体だった・・・

 てなわけで観てきました手塚治虫原作の「どろろ」。
途中で何度かくじけそうになりましたが、まぁなんとかみとどけましたヨ、2時間半。長ぇヨ!

 なぜか「日本の時代劇」ではなく、「大陸風アジアンファンタジー」になってしまってるのが痛い。
 いや、中国だかニュージーランドだかでロケしてるせいではなく、文化的にも設定的にも。
 百鬼丸登場シーンでは、どこの行川アイランドやねん、みたいなビキニなダンスショー。なんかリンゴ食ってたり、天下統一のための地図は大陸の東の端の方だったり・・・いや、ひょっとしたら関東地方だけなのかも
関東地獄地震でも起きたか。

 妖怪が微妙。CG妖怪は動きがしっくりこないし、着ぐるみ妖怪は存在感ありすぎて妖怪って感じがしないし。
 まぁ、妖怪いっぱい倒してます編の2匹目はおはようこどもショーみたいである意味イイ感じだったし、
3匹目は化身忍者(変身忍者嵐)みたいでなかなかかっこよかったのだが。

 もう原作で知られてるからか、ビジュアル的にバレバレだからか、どろろが女だというのが片っ端から見破られてるのに苦笑。柴咲コウの演技はなかなか良かったんだけども。でも「あなたのお名前なんてぇーの?」ってトニー谷はヤメレ。
 不気味さを増した百鬼丸も、見えてない、しゃべれてない演技、演出で結構見せてくれる。

 ただ、後半の醍醐編がもうダラダラダラダラと長くてツラい。そんなに中井貴一に気を使わんでもとか思ってしまった。
 なんか最後、甘甘な展開がちょっとなぁ、てな感じ。

 あと、お笑いタレント系の出演が目について鬱陶しいですな。演技は別に下手ってわけでもないんだけども。

 まぁ、あんましオススメはいたしかねまする。まぁ俳優の誰かのファンなら、観に行っても損は無いかな、程度。
コメント (1)
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