ジュビロの苦悩

ジュビロ、１－０で負けてしまった。試合速報のハイライトを見ただけで、
内容を詳しく見ていないので、何とも言えないが、とにかく今年のジュビロの試合中継を見てきた限りでは、彼らは当分苦しむのではないか、と思う。
ＪリーグとＡＣＬ、それに代表の試合の日程がたてこんでいるのも要因のひとつかもしれない。でも条件はマリノスだって同じはずだ。
選手層の厚み、運動量、精神力、戦い方、・・・今のジュビロにはいろいろと問題がある。
何よりも彼らは自信を失っているように見えるところが気になる。先制点がとれないまま時間が過ぎると、おそらくピッチ上に「いやな空気」が漂っているはずだ。
こういう苦しい時には、たとえそれが「まぐれ」であろうとも、得点をもぎとって勝たないと、どんどん悪い方向へ落ちていってしまうのではないか。

若い選手たちにはどんどん積極的にプレーしてほしい。
「次の世代」が伸びてこなければ、あらたな黄金期の到来は遠退くばかりだ。

思えば、先の黄金期の選手たち（＜現在ではベテランばかりになってしまったが）は、
ほとんどがピッチ上でドゥンガに叱られ、怒鳴られ続けながら育っていったものだった。
服部も藤田も名波もマコトも秀人も、そしてゴンもそうだったはずだ。
ドゥンガはいつも怒鳴っていたが、自分のプレーにも厳しかった。
あの当時はドゥンガに怒鳴られている選手たちを気の毒に思ったりもしたが、
そのおかげで彼らは一回りも二回りも成長していったのだ。

川口能活は今日がジュビロデビュー戦だった。勝てなくて残念だ。
ハイライトの失点シーン、とにかくゴールを決めた栗澤（ＦＣ東京）がど真ん中で完全にフリーになってしまっていた。どうしてそうなっていたのか、明日夜の録画放送を見ればわかるだろうが、負け試合をわざわざ見るのもなんとなく気がすすまない。どうしたものか。

次の第５節は水曜日（１３日）。ヤマハスタジアムでジェフ戦である。今の調子では、ジェフの運動量に勝てるとも思えない。優勝争いよりもＪ２降格の危機のほうが心配だ。

あー・・・（ため息）。